「ボディ」が整い、「マインド」で学び、瞑想で「スピリット」を感じられるようになっても、

・どうしても許せないこと。

・辛くて苦しくて悲しい出来事。

などに出会うと、「幸せになる力」を感じられないときがあります。

 

そこには恐れ傷つきなどの繊細な感情が光のあたらない「影(シャドー)」として存在し、「幸せになる力」を感じることを阻んでいることがあります。たとえば、今感じている問題は「今」に問題があるのではなく、「過去」の問題を感じているだけの場合もあるのです。

 

こんな時は、「シャドー」へのアプローチの出番です。

 

「シャドー」は拒絶/排除/抑圧されている心の側面で、多くは怒り悲しみ妬みなどの否定的な感情です。それらを自己の一部として統合する試みが「シャドー」への取り組みです。

私の場合、ここが一番根気を必要とする領域でしたが、ここにしっかり取り組めるようになると、目に見えて人生が変わってきました。

 

拒絶/排除/抑圧していた心の側面と何度も何度も対話し、見たくなかった自分、隠していたかった自分が意識化されると、少しずつ、自分との調和が生まれてきました。そして、より深遠な「幸せになる力」を感じられるようになりました。

自分が抑圧していた信念、感情、願いなどに気づくと、他者への許せる範囲も広がったように思います。

 

「シャドー」の代わりに「エモーション(感情)」という言葉を使う流派もあります。「シャドー」は、心の奥深くの感情と結びついているので、同じような意味合いだと思っています。

 

シャドーとは

「シャドー」という言葉を最初に使ったのは、心理学者のユングです。

「私」のアイデンティティにおさまりの悪い心の動きは否定され、切り離され、表に出ないように隠されていきます。

そして、無意識の中で注目される機会をうかがっていて、背後から「私」を追い回す影(シャドー)になるのです。(ユング)

「インテグラル理論入門Ⅱーウィルバーの世界論(春秋社)」より

 

アメリカの思想家ケン・ウィルバーは、「シャドー」を以下のように意義しています。

私たちが日常生活の中で拒絶・隠ぺいしている視たくない性格や感情などで、無意識化され病理的な症状を起こすことがある。

より

 

簡単に言うと、「生ききっていない自分」だと、私は理解しています。

 

詳細はこちらをどうぞ。⇒シャドーとは

 

シャドーへのアプローチ法

「シャドー」へのアプローチ法は、これまた星の数ほどあります。

 

私が体験したものは、

ヒプノセラピー
・インナーチャイルドセラピー
ジャーニー
誘導瞑想(ただの気持ち良い瞑想ではなく、感情や信念について扱います。)
プロセスワーク
・ビリーフワーク(サイモントン療法)」
・バイロン・ケイティの『ザ・ワーク』

などです。

どれも、拒絶/排除/抑圧していた心の側面と対話して気づき得るもので、慣れるまで私は本当に苦労しました。

 

 

全体的に共通する流れは、次の3ステップです。

「大いなるもの」にアクセスする。

②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る。

「幸せになる力」を感じる。

 

ビジネス界でも有名な『U理論』は、このステップが理論化されているだと思いました。

シャドーへの基本はU理論

U理論てスピリチュアリティだね。

 

新しい気づきにより、「シャドー」すなわち拒絶/排除/抑圧していた心の側面が自己に統合されると、現実の出来事は同じでも、自分の内面でとらえ方が変化します。

たとえば、その出来事が気にならなくなったり、相手の気持ちに寄り添えたり、はっきり伝える決心ができたり。

 

実は、「シャドー」には大切な役割叡智が隠れています。

頭(思考)での理解ではなく、身体(感情)レベルで「シャドー」の意味に気づくと、自分を守ってくれていた「シャドー」の大きな愛を感じることもあります。

 

 

ユングは、「影(シャドー)」と真摯に向き合い、心の全体性の自覚に向けて歩んでいくことを勧めています。「インテグラル理論入門Ⅱーウィルバーの世界論(春秋社)」より

ケン・ウィルバーも、こう述べてます。

「こうした無意識の領域を積極的に探求してそこに隠ぺいされているものを健全な形で解放・統合することは、私たちが真に包括的な治癒と成熟を実現していくためには必須の活動である。」

「インテグラル理論入門Ⅰウィルバーの意識論(春秋社)」より

 

「シャドー」への取り組みは、魂の深みから「幸せになる力」を感じさせてくれます。

繊細な感情を扱うので、「ボディ」が整っていることも大切ですね。

身体を感じて感情と仲良くなる

 

 

「シャドー」に取り組みと「大いなるもの」への信頼

けれども、「シャドー」に取り組む作業は容易ではありません。

「シャドー」は拒絶/排除/抑圧していた心の側面なので、場合によっては、見たくなかった自分、拒絶していたかった自分、大嫌いだった自分と対話しなければならないことがあります。

自己否定が強い状態で取り組むと逆に自分を傷つけてしまう危険をはらんでいます。

 

 

自分も他者も否定することのない、愛と光の深淵なる源泉から生じる「シャドー」との対話は、新たな気づきと統合をもたらし、大いなる意識の変容へと私たちを導きます。

 

そのカギを握るのは、「大いなるもの」への信頼。

・いかに、「大いなるもの」とのつながりを信じることができるか。

・起きていることはすべて最善であると信じることができるか。

・自分の魂を信じることができるか。

スピリチュアリティとは
大いなるものとは

 

この信頼は、「ボディ」「マインド」「スピリット」への取り組みによって培われます。

シャドーへの準備~慣れと根性の前に癒し

 

私に「シャドー」と向き合う勇気をくれたのは、自然の中での体験でした。

ジャッジせず、すべてを受け入れる大自然とともに過ごした記憶は、今でも自分を超えた「大いなる存在」への信頼につながっています。

自然は真の自己と対峙する準備を整える
森林は「シャドー」と向き合う勇気をくれる??

 

あなたも、自然界に癒され、自分が愛と光の存在であることを思い出したら、思い切って「シャドー」への取り組みにダイブしてみませんか?

拒絶/排除/抑圧していた心の側面が愛に溢れる暖かい場所であることに気づくと、世界に存在する自分に新たな安心感が生まれるかもしれません。

 

 

手法は何でも良いと思います。

1人ではなかなか難しいので、信頼できるセラピストに見守られた状態で取り組めると良いですね。

 

私たち人間の心(マインド)は、「シャドー」を愛と光に変容していく力を持っています。

「シャドー」の中に光輝く大切なものを発見し、拒絶/排除/抑圧していた心の側面が愛と光に変容して自己に統合されると、あなたが体験する世界は大きく変わり始めることでしょう。

体験してみたい方は、個人セッションでお待ちしています。

 

《参考記事》

シャドーへのアプローチ

 

シャドーへの取り組み体験記

 

 

 

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