傷ついたことを教えてくれた君へ

世の中には、傷ついた心の叫びが飛び交っている。

その声は誰かに届くことを願っている。

 

 

傷ついたことを教えてくれた君へ

傷つくことは、弱いことじゃない。

傷つくことは、恥ずかしいことじゃない。

 

傷つきは、いつもすぐそばで起きている。

 

私も、いつも簡単に傷つく。

そして、いつも誰かを傷つけている。

となりの大切な人を傷つけている。

見知らぬ誰かを傷つけている。

 

傷は、痛い。

なかったことにしたい。

だから、いつも笑って「大丈夫」と言う。

 

だけど、本当は泣いている。

本当は叫んでいる。

 

私を見て！

私を理解して！！

わかってよ！！！

 

傷ついたあなたはこんなに泣いて叫んでいる。

 

 

もっと叫んでいいよ。

もっと泣いていいよ。

もっともっと、泣いて吐き出してしまえ。

 

叫びきったら、心の内に、問いかけてみる。

本当は、何を言いたかったんだろう??

そこに流れている本当の願いはなんだろう??

 

もっと愛してほしかった。

もっと認めてほしかった。

もっと大切に扱ってほしかった。

本当の思いを聞いてほしかった。

 

あなたは、大切に扱ってほしかったんだね。

あなたの思いを、受け止めてほしかったんだね。

 

あなたが傷ついたこと、教えてくれてありがとう。

なぜなら、明日から私は、ほんの少し、隣の人を傷つけなくなるかもしれないから。

そうしたら、ほんの少し、傷つく人が減るかもしれないから。

 

勇気をもって、傷ついたことを教えてくれてありがとう。

～傷ついたことを教えてくれた君へ