「シャドー」への基本はU理論
「シャドー」へのアプローチ法は星の数ほどありますが、全体的に共通する流れは、次の3ステップです。
①「大いなるもの」にアクセスする。
②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る。
③「幸せになる力」を感じる。
特にカギとなるのは、②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る段階。
新しい気づきを得ると、現実の出来事は同じでも自分の気持ちが変化します。
気にならなくなったり、相手の気持ちに寄り添えたり、はっきり伝える決心ができたり。
それって、とっても幸せなこと。
出来事は、外の世界です。
自分の内面でとらえ方が変化し、嫌な感情が起きなくなれば、幸せではないですか。
このステップが理論化されているのが『U理論』です。
ビジネス界でも有名ですね。
①対話と視点の転換(相手の立場になってみる)により対立を超えた気づきのUの谷を降りる。
②Uの谷底で源、人間としての源泉につながる。
③新しい未来を築く創発のプロセスでUの谷を登る。
↑下記の本から私が作図
SDGsと開発教育 持続可能な開発目標のための学び [ 田中治彦 ]
3,240円
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Uの谷底の状態を、提唱者のシャーマーは以下のように述べています。
『過去の延長線上にはない、新しい何かの出現を迎え入れる。』
マンガでやさしくわかるU理論 1,728円Amazonより
これは、「シャドー」での
『②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る。』
と同じですね。
つまり、
↓
①「大いなるもの」にアクセスする。
≒「気づきのプロセス」でUの谷を降りる。②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る。
≒Uの谷底で、「新しい何かの出現を迎え入れる。」③「幸せになる力」を感じる。
≒「創発のプロセス」でUの谷を昇る。
アインシュタインも、こう述べています。
↓
『いかなる問題も、それを作り出したときと同じ意識によって解決することはできない。』
☆☆☆
ということで、「シャドー」に取り組むには、
②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る。
の段階がとてもキモなのですが、これがまた、難しい。
いくら頭で考えても理解できません。
だって、いつもと違う意識状態なのですから。
これは、経験、体感してみなけばわかりません。
しかも、何度も何度も・・・。
もちろん、一発でパキーンと理解できる人もいるでしょう。
だけど多くの場合、「シャドー」への取り組みには筋トレが必要になってくるのです。
コツコツと筋トレしていると、いつしか、
②いつもと違う意識状態から新しい気づきを得る。
ことに慣れている自分に気づくものです。
あ、でも同時進行でしっかり癒されておくことも忘れずに・・・。
U理論てスピリチュアリティだね。
こちらの本の読書記録。
↓
マンガでやさしくわかるU理論
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U理論とは、
過去の延長線上ではない変容やイノベーションを個人、ペア、チーム、組織、コミュニティ、社会のレベルで起こすための原理と実践の手法を明示した理論
(上記の本より)
提唱者のシャーマーは、マサチューセッツ工科大学の先生だそうです。
理系ですか~。
詳細はこちらのサイトが詳しいです。
このU理論、組織開発の分野で使われることが多いようですが、癒しとかヒーリングの世界と近い考え方ですね。
U理論を突き詰めていくと、
『自分は本当は何者なのか、自分は何を成すためにこの世に生を受けているのか。』
という問いに昇華される。
~中略~
その問いの答えにたどりつき、本当のその人らしさを取り戻したとき、純粋な情熱と貢献意欲が芽生え、ただひたすら『今、この瞬間』を生きようとする感覚が高まってきます。
(上記の本より)
癒しも、ヒーリングも、スピリチュアリティも、みんなこの問いの答えにたどりつくことを求めている。
新しい価値観のヒントが、ここにあると感じました。
《おまけ》
↓こちらの森の落とし物。落ちてもとっても良い香りがします。
↓持ち主はこちらのキリさん。うっすら、紫のお花が写っていますね。
(2018.4.22@新宿御苑にて)
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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