私の『ヒプノセラピー』体験〜直感に従う勇気の練習
2008年、初めて過去世を見る『ヒプノセラピー』を受けたときのことでした。
「はい、過去世に来ましたよ~。」
と、言われても、
・
・
・
いやいや、今の私のままだし。
何にも見えないし。
何も感じないし。
現在の自分がいるだけだし。
・・・という状況でした。
※セラピストの方の名誉のために補足しますが、きちんと丁寧に誘導してくださっています。
⭐︎
何も見えないけど、お金も払っちゃったし、もったいないから、とにかく何とか話を紡ぎだして、セラピーを終えました。
誘導に従って、それなりに過去の記憶を書きかえたり、過去からのメッセージをもらって、泣いちゃったりもしましたが、リーディング体験の時のような感動はなく、全て私の作り話のようで、ピンときませんでした。
☆
今思えば、
“自分が感じたことを信じて言葉にする”
という初めての体験だったのだと思います。
その後、いろんなセラピストさんのヒプノセラピーを受けてみて、なんとなく理解してきました。
①感じて、
②信じて、
③言葉にする。
ヒプノセラピーは、この繰り返しなのだ。
これを繰り返す中で、少しづつ、自分の感覚と仲良くなっていくんだ。
☆
スティーブ・ジョブズ氏が2005年6月にスタンフォード大学で行った演説に、
『have the courage to follow your heart and intuition.
(自分の心と直感に従う勇気を持つことです。)』
という一節があります。
なぜ、勇気(courage)なのか。
それは、心の声を
「自分の真実の声だ」
と認識するまでには、慣れと時間がかかるからではないかと思います。
私の場合、場数をこなすうちに、だんだんと慣れていきました。
慣れれば、勇気(courage)は自然と生まれます。
そして、③言葉にすること。
ヒプノセラピーでは、感じたことをセラピストさんに言葉で伝えます。
過去生の服装の場合もあれば、辛い気持ち、自分へのメッセージの場合もあります。
言葉にしたとたんに、感情があふれてきて涙が止まらないこと、ありませんか?
私たちの脳は、思考をまず日本語として認識します。
今、何か考えていることを心の中で言ってみましょう。
それだけでも、ふわ~っとしていたエネルギーが収束していくのを感じられますよね。
さらに、声帯を震わせ音声として発すると、エネルギーがギュッと集まって密度が濃くなります。
言葉にすることは、肉体を振動させ、地球の大気(窒素約80%、酸素約20%)を振動させること。
涙も声も、物質であるカラダの働きであり、ATP(アデノシン3リン酸)を消費しての生命活動です。
涙が出るということは、思考が三次元の地球とつながったしるし。
(↑wikipedia『アデノシン3リン酸』より)
私たちは、ビッグバンから130億年を経て、今、地球の上に生きています。
言葉にすることは、今、ココの私を体感することなのです。
①感じて、
②(勇気をもって)信じて、
③言葉にする。
そうして、徐々に自分とつながっていくことが癒しへの道のりであり、ヒプノセラピーは、直感に従う勇気を練習するセラピーだと思っています。
あとは、慣れと筋トレですね。
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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