大人の化学は筋トレ。「慣れ」るまでの筋トレだぁ。
メディカルハーブ協会のハーバルプラクティショナーコースを教え始めて約1ヵ月。
「難しい。」
「ハーブのコースなのに、謎の記号を覚える意味が分からない。」
という声をよく聞きます。
私は、ハーバリストが化学を学ぶのは、より楽しいハーバルライフを満喫するためだと思っています。
だから、
植物と仲良くなるため、
植物の気持ちを感じるため、
の化学を伝えたいなぁと思っています。
ところが、実際にコースを始めると、そこまでなかなかたどりつけません。
特に、他人が作ったテキストにイライラすることもしばしば。
そして、ふと、気がつきました。
化学の基礎勉強は、筋トレと同じ。
テニス部も野球部も吹奏楽部もみんな筋トレするのと同じ。
踏ん張って、諦めないで続けていたら、いつの間にか慣れてくるもの。
筋トレを続けていたら、いつの間にか体が慣れてくるみたいに・・・。
理系の大学を出て、理系の仕事をしている人は、すでに筋力があるだけ。
頭がいいとか、記憶力がいいとかではありません。
わかりやすい魔法の本とか、魔法の先生はいない。
『慣れ』
です。
言葉。考え方。イメージ。それらにいつの間にか、慣れていくもの。
もちろん、途中で、
ああ~、なるほど‼
というブレイクスルーポイントを通ることはあります。
そのポイントは、ヒトそれぞれ。
きっと、地道に筋トレしている人にブレイクスルーポイントがときどきやってくるのです。
だから、すべてをわかろうとしないで、わかることだけわかってみよう。
何がわかるのか。何がわかったのか。
そして、わからない海の中で泳ぎながら、わかるポイントを見つけよう。
大人になってからの学びは、そんなものではないでしょうか。
だから、幸せになる力も筋トレなのです。
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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