はじめに天地あり、そして名前がつけられた。〜科学も聖書もおんなじだよ
来月から、ニールズヤードレメデイーズでハーバルプラクティショナーコースが始まるので、今週からその準備に追われています。⇒JAMHA認定コース
第一日目は化学の基礎なので、そのテキストとにらめっこ。
その昔の2015年、独自のカリキュラムでハートで感じる植物化学開催していたことがあります。
今回は、用意されたテキストで教えなければなりません。
他人が作ったテキストで教えるのは、とっても難しいですね・・・。
テキストの著者が「高校化学を忘れている人でもわかるように書いている。」という気持ちはとてもよく伝わります。
んだけんども、
なんか、
根本にある“指針”が違うのです。
化学chemistry、というか、科学scienceとは、地球上の現象を説明しようとして先人たちが思考してきた軌跡の学問。
だから、まず先に「現象」があるのです。
その「現象」に「名前」をつけて、思考しやすくしているのが、科学scienceです。
ハーブを勉強する人たちに化学を教えていて感じるのは、先に「名前」があると思っている人が多いこと。
(※皆さん、無意識です。)
それはたぶん、小学校からの教育の成果。
テストでは、「名前」を答える問題が出されますから。
そして、記憶することが学びとなっていく。
そして、いつか学びは楽しくないモノへと変化していく。
旧約聖書の冒頭にもこう書かれています。
↓
初めに、神は天地を創造された。
~中略~
神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。
まず先に「現象」があって、後からそれに「名前」をがつけられる。
その順番を意識するだけで、科学scienceはもっと楽しく学べる。
・・・と、思っています。
が、どうやって、このテキストでそれを伝えるか、それが問題なのです。
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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