【セミナー報告】植物は宇宙に近い存在~「植物の知性を考える」第二回
今日の主催セミナー「植物の知性を考える」第2回は、第4章「未知のコミュニケーション」でした。
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今回の私的トリビアは、植物の”維管束システム”。
植物の維管束(いかんそく)は、動物での血管と似ている。
養分が溶けた水分が移動する生体内のトンネル管だ。
根から吸収した水分を下から上に移動するのが、「導管」、
光合成でできたブドウ糖などを他の部位に届けるのが、「師管」。
高校生の時、”水道管のイメージで水は導管”と覚えていたのを思い出しました。
血管と違って心臓ポンプがない維管束では、植物はどうやって水を運んでいるのか?
導管は気孔からの蒸散による陰圧を使い、師管は糖の浸透圧を利用した陽圧を使っている。
このサイトがわかりやすかった。
↓
陰圧と陽圧
難しいようだが、陰圧も陽圧も基本は物理現象。
つまりは、宇宙の法則。
植物は動物ほどの動きをしないため、ポンプで素早く血液を循環させる必要がない。
心臓ポンプというものすごくエネルギーを必要とする臓器を作らずに、なるべく宇宙の物理法則を利用する。
そのかわり、じんわ~り、水分は移動していく。
大きな樹木だと、何日もかかるのだとか。
急ぐ時は電気信号ですばやく情報伝達するから、これで問題はない。
なんかねぇ、生命体としてのコンセプトが基本的に違うの。
あくせく生命活動をするのではなく、宇宙物理の法則をうまく利用して生きている。
動物と比べたら、より宇宙に近い存在だなぁ。
と、思ったのでした。
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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