【セミナー報告】植物細胞はトンネルでつながっている?!「植物の知性を考える」第一回
昨日は「植物の知性を考える」の第一回、第2章「動物と違う生活スタイル」&第3章「20の感覚」でした。
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植物と動物の違いはある程度わかっているつもりでしたが、気合を入れて調べると、まだまだ新しい発見がいっぱいです。
今回の大発見は以下の二つ。
①電気信号による植物の情報伝達
②原形質連絡
①電気信号による植物の情報伝達
動物の神経細胞では、一つの細胞内の情報伝達に電気信号を使っていることは、良く知られています。
この電気信号、植物細胞やゾウリムシでも使っているとのこと。
その昔、生命が誕生したとき、周りの海と自分とを分ける境界線として誕生した細胞膜。
この細胞膜を使って電気信号で情報伝達するシステムは、すべての生命で同じなんだとか。
・・・と考えたら、
植物どころか、カビもゾウリムシも大腸菌も、みんなみんな、生きているんだ友達なんだ~。という気持ちになってしまいました。
②原形質連絡
植物細胞は細胞膜と細胞壁で囲まれています。
ここまではハーブスクールでも学びます。
ところが、植物細胞には細胞と細胞とつなぐトンネルがあって、細胞の中身(原形質)がとなりの細胞とつながっているそうです。
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~plphys/shinobuhomepage/CellWall.htmlより
☆
このトンネルを通って、小さな物質だったら通ることができる。
細胞膜も隣同士の細胞でつながっている。
・・・ということは、電気信号は、細胞膜を通ってとなりの細胞に伝わることができる。
隣の隣のその隣、どこまでも遠くの細胞に伝わることができることになります。
動物の神経細胞はひとつひとつ離れているのでその間をわたる神経伝達物質を使いますが、植物の細胞ははつながっているから、神経伝達物質いらないことになります!!
京都産業大学HPより
その昔、生命が多細胞化するとき、
ある生命は細胞と細胞をトンネルでつなぎ、
ある生命は細胞と細胞の間をわたる伝達物質を作った。
動物と植物。
全く異なる生き物のようでいて、奥底には、同じ生命の息吹が流れている。
自然科学を突き詰めていくと、いつも宇宙とか魂を感じてしまう。
だから私は、自然科学が大好きです♡
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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