エンパス(empath)とは

HSPと同じように敏感で生きにくいとされる、「エンパス」

Wikipediaにもコトバンクにも掲載がなく、スピリチュアルっぽい謎めいた言葉です。

 

英和辞書には以下のように掲載されています。

【empath】:エンパス。感情を読み取る能力のある人。語源は『empathy(共感、感情移入)』。

weblio辞書『empath』

 

 

日本にこの言葉が広まったのは、2006年にローズ・ローズトゥリーさんの著書が紹介されてからのようです。

  

 

2008年ごろ、私もこの本を見かけて、執着のコードを切ってみたりしていました。

読者向けインタビューからは、ローズさんがしっかりしたヒーラーであることを感じますが、本の内容はとても軽い内容だったと記憶しています。

著者ローズ・ローズトゥリーからのメッセージ「日本の読者の皆さまへ」

 

私としては、精神科医のジュディス・オルロフ博士の本の方がわかりやすいです。

苦しんでいる人に心を寄せるというのは、通常の共感だ。

しかし、相手の苦しみを文字通り自分の中に取り込んでしまう人をエンパスという。

友人が不安に駆られていたり、肉体的な苦痛を感じていると、相手の不快感が伝わり、体にとりついてしまうのだ。

~中略~

エンパスは体の中にすべてのストレスを取り込み、個人的あるいは地球規模のトラウマのエネルギー的な残りかすを吸収してしまう可能性が高い。

~中略~

エンパスに起因する過剰なストレスは憂鬱、不定愁訴、過食などの症状として現れる。

より

 

意識的に「感情を読み取る」のではなく、無意識に読み取って取り込んでしまうから、身体症状にも現れ、生きづらくなってしまうんですね。

 

empathy と sympathy のちがい

ところで、語源となった『empathy(感情移入)について、もう少し掘り下げてみましょう。

 

英和辞書では、以下のように書かれています。

【empathy】:不可算名詞 共感、感情移入 〔with,for〕《他人または他の対象の中に自分の感情を移し入れること》。⇒weblio辞書『empathy』

 

似た意味を持つものにsympathy(シンパシー)があります。私には、こちらの方が馴染みがあります。

シンパシー【sympathy】:同情。同感。共鳴。 「 -を感じる」 「 -を抱く」⇒大辞林より

 

英和辞書では、以下の通りです。

【sympathy】:不可算名詞 思いやり、あわれみ、同情心、弔慰(ちようい)、弔問、悔やみ、悔やみ状、同感、共鳴。⇒weblio辞書『sympathy』

 

『-pathy』は「苦痛、感情、療法」を意味し、『em(≒en)』は「~の中へ」、『sym(≒syn)』は「共に、同時に、類似」などを意味する接頭辞です。

 

つまり、

empathyは「感情や苦痛の中へ入ること」(感情移入)

sympathyは「感情や苦痛を共に感じること」(共感)

 

『empathy』のほうが、ぐい~ん、とココロの手が伸びているイメージが浮かびます。

自分から相手の感情を拾いに行く。本来は自分のものでない他人の感情まで自分の中へ入れてしまう感じ。

これを無意識にやっているとしたら、しんどいですね。

 

『sympathy』は「あなたの気持ち、私にも経験があるから感じられるわ。」と、一緒に感じている。相手の感情を取り込んでいるわけではありません。ジュディス・オルロフ博士の言う「通常の共感」です。

 

エンパスは、無意識にぐい~んとココロの手を伸ばして、相手の感情、さらには社会の感情までも自分の中に取り込んでいるのかもしれません。

 

 

 

あなたのエンパス度チェック

HSPと違って調査研究用のセルフテストがないため、上記の本からチェック項目を抜粋します。

・人から「繊細すぎる」と言われたことがある。

・友人が取り乱していたり肉体的に苦しんでいると、自分も同じように感じ始める。

・人混みにもまれると疲れ果てるので、なるべく避けたい。

・満員のエレベーター、飛行機、地下鉄の中では、落ち着かない気分になる。

・騒音、香り、過度なおしゃべりに、過敏に反応する。

・陰惨なニュースを見ると、どっと落ち込んでしまう。

・集団でいると疲れてしまい、元気を取り戻すために長時間一人きりで過ごさざるを得なくなる。

質問のどれかひとつに「イエス」と答えた人は、誰もが持つエンパシーのせいでエネルギーが弱っている可能性がある。もしすべての質問に「イエス」と答えたなら、あなたは明らかにエンパスであり、エネルギーを害されている。

『心・体・魂をすこやかにする ポジティブ・エネルギー サンマーク出版』より抜粋

 

 

私の思い出

私は、中学生の頃から他人とずれている自分を感じるようになりました。

そんな自分が嫌いだったからこそ、他人に気を使って、他人が望むことは何かを考えて、他人に合わせて生きてきました。

考えすぎてどう行動して良いかわからなくなり、立ち尽くすこともままありました。

周りからは「あなたは気が利かない人ですね。」と、よく言われたものです。

 

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これらの出来事が、HSPやエンパスの特性から来ていた可能性について、50才を目前に受け入れようとしています。

この特性を神様からのギフトとして受け取って、地球に愛と光をもたらしていけたら幸せだなと思うわけです。

 

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト