内気なわたしと世界の平和
私は子供時代、とても内気でした。
とにかく、見知った世界でないと不安で不安でたまりませんでした。
記憶にはありませんが、とても人見知りが激しかったそうです。
母親以外の人が抱くと、ギャン泣きしていたそうです。
幼稚園のときは、友達ができないことを心配した両親が、私と遊ぶように、近所の同級生を自宅に連れてきました。
その同級生はいつも笑っていて、私の両親は彼女をわら子ちゃんと呼んでいました。わら子ちゃんは明るく元気いっぱいで、友達と遊ぶのも楽しいものだなと思った記憶があります。 と同時に、明るくない自分を自覚したのもその頃だったかもしれません。
小学校3年生のときにも、毎日一人で遊ぶ私を心配した母が、近所の同級生の家に電話をして、私と遊ぶように頼んでくれました。
その時も、その後は毎日その友達の家に行って遊ぶようになり、友達との交流も面白いものだなと思った記憶があります。
そんなこんなで、小学校から中学校まで、通知表にはいつも「友達をたくさん作ろう」と書いてありました。
友達が多いのは良いこと?
友達が少ないのは良くないこと?
どうやら、友達が多いことが高い人物評価につながるようだと気づきました。
友達の少ない自分には、この世界に居場所はないらしい。
それからずっと、この世界に居場所を探していました。
この世界で居場所を確保するためには、他人に合わせること。
いつしか、他人に合わせることで、居場所を確保する術を覚えていきました。
それでも心の奥底では、自分との調和がずっとテーマでした。
自然ガイドになりたかったのも、そこに自分との調和があると思ったから。
だけど、今はわかります。
私は、自分の豊かな内面と出会うことを望んでいたんだ。
この、極端な内向性は、自分の内側の豊かさに開いていく力を持っていたんだ。
もし、あなたも内気だと思っていたら、それはギフトだと感じてほしい。
内側の豊かさに開いていく力を持っていることを感じてほしい。
そこにある力強さを信頼してほしい。
人間が内側の力強さに開くとき、世界も力強さを取り戻す。
世界平和は、あなたの内側に存在しているのだから。
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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