名前を聞いて「ふう~ん」は、もったいない。

自然を楽しみ、自然界と親しくなりたいと思ったとき、私たちはまず、目の前に存在する植物の名前を知りたくなります。それは、好奇心のある人間として、とっても普通のこと。

だけど、その植物の名前が一般に知られていない場合、多くは「ふう~ん。」で、終わりです。

おそらく、脳の中で自分と植物の関係性が見いだせず、その植物との対話はそこで終わりとなってしまいます。

なんだか、もったいないと思いませんか?

 

中には、「名前を聞いてもすぐに忘れちゃうのよね。」とおっしゃる方もいます。当然です。自分と関係がない事柄を覚える必要はないのですから。ヒトの脳はそういう構造になっています。

またその言葉には「覚えなければいけない」という義務的なエネルギーをも感じます。名前を覚えなければ、自然界と親しむことはできないのでしょうか。

 

 

伝えたいのは「植物との対話の楽しさ」

名前を知らなくても、自然界と親しむことはできます。それは「植物との対話」を楽しむこと

それは、
見て、
触って、
匂いを嗅いで、
その植物との出会いを楽しむこと。

 

それは、五感を使った植物観察。

五感を使うことは、カラダを使うこと。

 

カラダを使った体験は、自分の体験としてに刻み込まれます。

そんな出会いの記念として、「名前」があってもいいじゃない??

長ったらしい名前のときは、
「モミジのなかま」
「シソ科のなかま」
だけでも、十分記念になります。

たくさんの小さな記念が積み重なることで、自然界と親しみ、自然界の声を聞くことができるようになっていきます。

 

植物の名前を知らなくてもできる「植物観察会」

ご自身が自然界と親しむようになると、他の人とも分かち合いたいと思うのも、社会性動物である人間としてとっても普通のこと。

だけど、「植物名を聞かれたら困るから、案内できない。」あるいは、「植物名はわからないから、他のアクティビティのみ(気功、ヨガ、運動、ハーブティなど。)で自然を案内する。」というのも、これまた、もったいないと思うのです。

 

そこで、

①植物名を一切使わないでも、植物観察を楽しめること。

②植物名は、調べる過程がとっても楽しいこと。

の2点をお伝えしたいと思います。

 

「植物名のない植物観察会」⇒五感で植物観察会

まずは、植物名を一切使わない植物観察。それは、「植物名のない植物観察会」であり、「五感で植物観察会」です。

2016年3月に新宿御苑で実施した植物観察会の様子を紹介します。

3月頃の新宿御苑は、ウメが咲きはじめ、春の予感が漂い始めています。木々の冬芽は、フワフワの毛皮やカッチリとした殻に覆われていますが、そろそろ開くための準備をしています。

そんな植物たちを触ったり、撫でたり、時には、ちょこっと中身を覗いてみたりします。そうして、春の準備をしている植物たちの息吹を十分楽しみます

最後には、参加者の方々にオススメ観察ポイントを探してきてもらって、お互いに紹介し合いました。植物を観察する「目(心?)」が養われたあとは、皆さん、とっておきの観察ポイントを見つけて、紹介してくれました。

そして、植物名がなくても、十分に植物観察を楽しめることを感じていただけたようでした。この感覚があれば、自信を持って自然を案内することができます。

 

五感で植物観察会は、今、ココの自然を感じる。

私は、自然界の声を聞くことは、今、ココにある目の前の自然(植物)を感じることだと思っています。

五感で植物を観察することは、今、ココの植物を感じること。

今日、目の前にあるドクダミは、あなたの記憶にあるドクダミと違う匂いかもしれない(同じかもしれない)。

 

今日、目の前のハクモクレンの新芽は、あなたの記憶にあるハクモクレンの新芽と違う触り心地かもしれない(同じかもしれない)。

 

今日、目の前のカラスは、あなたの記憶にあるカラスと違う鳴き声かもしれない(同じかもしれない)。

 

この季節、この場所で感じることを観察するのが、「五感で植物観察会」です。

『五感と図鑑で植物観察会』

 

 

「②植物名は、調べる過程がとっても楽しいこと。」についてはこちらから


 

 

 

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