サルに無視された体験~森の精霊からのプレゼント
自然界の声を聴いて、
もっと自分を好きになる!!
“森と魂のセラピスト”
飯田みゆきです。
今日は、
森林療法の講座で
いつもお話している
“サルに無視された体験”
を紹介します。
(2008年11月、穂高養生園で撮影)
☆
2008年、目の前の現実から
逃避したかった私は、
1週間休みをとって、
長野県の穂高養生園で
過ごしたことがあります。
穂高養生園は、
安曇野の森の中にある、
養生を目的とした宿泊施設です。
食事はすべて
マクロビオティック。
しかも、
朝10時半と夕方5時半の
1日2回のみ。
その他の時間は、
すべて自由時間です。
施設でゴザを貸りて、
近くの森の中で
瞑想をする毎日でした。
☆
季節は11月上旬、
秋真っ盛り。
野生動物も冬に備えて
しっかり食べる季節です。
森の中で瞑想をしていると、
サルの群れがやってきました。
子ザル、親ザル、
ボルザル(みたいな大きいサル)、
全部で20匹くらいの群れでした。
不思議と
怖くありませんでした。
お菓子を持っていなかったし、
瞑想していて、
ぼんやりしていたことも
影響しているでしょう。
サルの方も、
私に気づいていたようですが、
特に興味を示すことなく、
食べ物をつまみながら、
私の前後を遠巻きにして
通り過ぎていきました。
そう、私は
サルに無視された
のです。
一番近くを通ったサルは、
10mくらいの距離だったかな。
それはまるで、
自分が森の一部に
なったかのような、
森と一体化したかのような、
不思議な体験でした。
☆
この話は、
森林療法の講座では
いつもお話します。
ところが、昨日、
ファーマシーミナミで話をしていて、
ふと気づいたのです。
・
・
・
この体験の中にある
私の記憶は、
“世界のやさしさ”
であり、
“絶対的な安心感”
であり、
自分を超えた
“大いなるものとの
つながり”
だったのです。
私はこの世界にいても
安全である。
無意識領域に入っていた
そんな感覚を思い出しました。
☆
「野生のサルは攻撃する」
という先入観を脇に置いて、
『こちらに攻撃の意思がなければ、
相手は攻撃してこない。』
と感じた体験は、
森の精霊から私へのプレゼント
だったのかもしれません。
(2008年11月、穂高養生園にて撮影)
もちろん、この方法を
皆様にお勧めするものでは
ありません。
穂高養生園のスタッフにも、
サルには十分注意するように
言われました。
しかし、私の中で、
自然界や人間社会との関わりを
信頼する記憶として
大切に保管されていたのでした。
☆
これが、もしかしたら
セラピーで「シャドー」と向き合う時の
信頼に繋がっているのかもしれないなーと、
思った次第です。
(おわり)
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プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師・森林インストラクター・メディカルハーブプラクティショナー・ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー・日本森林療法協会元理事
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