仮説『人間も、もっと自分中心でいいのかもしれない。』~植物から感じること。

今日は、府中で室内での植物勉強会でした。

ちょうど良いタイミングだったので、雑誌『セラピスト』に書いた記事を中心にお話をしました。



この記事を自分で書いてみて、一番気に入っている箇所がこちらです。

植物の癒しとは、植物が犠牲となって私たちに何かを提供することで成り立つものではないと思います。

植物自身の生き方、すなわち自分を一番大切にして命を輝かせる生き方に、私たちが共鳴するときに癒しが訪れるのでは ないでしょうか。

 

私は、長い間『自分を大切にする。』という意味が分かっていませんでした。

思春期の頃から他人に気を使って、他人が望むことは何かを考えて、他人に合わせて生きてきました。

考えすぎてどう行動して良いかわからなくなり、立ち尽くすこともままありました。

 

そして、周りからは、

“あなたは気が利かない人ですね。”

と、よく言われていました。

 

 

夫との関係で悩むようになったとき、リーディングのセラピストさんにこんな質問をしました。

「彼にとっては、私と暮らさない方がいいのですか?」

 

その時の返事に、私は衝撃を受けました。

「質問がちが~う!!、と、ハイアーセルフが言っています。」





(だれだよ、おまえ。)

(何が違うっていうんだよ~!!!)

と、即刻、心の中で反論。

 

でも、現実では涙が溢れて溢れて、止まらなくなっていました。

 

「あなたが、どうしたいのか? を、質問してください。」

そんなこと、考えたこともなかった。

いつも、他人が望むことを予測して、それに沿うようにしてきたのに・・・。

それなのに、『気が利かない人』と、言われ続けて、どうしていいかわからなかったのに・・・。

 

そんな私にとって、植物の生き方は本当に自由で、自分勝手で、それでも森は調和を保ち、持続可能に生き続けていて、圧倒的な世界でした。

 

『人間も、もっと自分中心に生きていいのかもしれない。』

 

いつの頃からか、そんな仮説が私の中に芽生え始めていたのです。

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事