演劇ワークショップ体験記~『ガラスの仮面』の世界をのぞき見

なぜ”演劇”だったのか、ここに至る経緯。

2017年1月、エントリーアクトの演劇ワークショップに参加しました。

一日だけ、3時間のワークショップです。

 

なぜ、突然“演劇”だったのかというとですね・・・。

 

12月から心がざわついて、1ヵ月ほどブログが書けませんでした。

そのざわつきをプロセスワークでセラピーしたら、“舞台で表現したい自分”を発見してしまったのです。

 

あ゛~、もう!!

面倒くさいんだよ!!、

自分!!!

 

12月10日に、本郷綜海さんの

「トーク&ライブ 自分と繋がり、よろこびに目覚め、純度100%の自分を生きる」

の受付を担当しました。

 

裏方スタッフだったので、ほとんどライブは聞いていません。

それでも最後にちょっとだけ会場に入り、600人近くの熱気が集中する舞台を見て、心の奥底で

“私もあそこに立ってみたい”

と、感じていたようです。

 

もちろん、面倒くさい私は、その場では気づきません。

なんだか感じるざわざわをセラピーで丁寧に見ていって、ようやく気づいたのです。

 

その時の正直な気持ち

「気づきたくなかった・・・・・。」

 

だって、その気持ちを大切にするためには、日常生活の他に、新たに時間とお金を費やさなければいけないではないですか。

自分を大切にする、自分と仲良くなるって、本当に、面倒くさい。

 

オマエ、

本当に面倒くさいんだよ~~~!!!

 

 

と、ひと通り騒いだところで、実現するためにネット検索。

本当は、ミュージカルのワークショップがいいな~と探しましたが、直近で、単発で、手始めにちょうどよいワークショップに参加してきたのでした。

 

感情を表現する即興劇=エチュード

「演劇経験はなくてもOK」という言葉をたよりに申込んだ演劇ワークショップ。

参加者は7人。

二人が演劇経験者でした。

 

3時間で実施したのは、

・インプロゲーム

・エチュード

・台本読み

 

まずは、インプロゲームから。

 

インプロ・ゲームとは、

決められたルールに基づいて、明快なシーンを作り上げるパフォーマンス(Wikipwdiaより)

だそうですが、野外体験の分野でよく使うアイスブレイキングのようなものでした。

 

ただ、ゲームの最中に全員が

・一つのことに集中し、

・同じ緊張感をもって、

・同じ気持ちになる

 

瞬間があり、その一体感が演劇を作り上げるというお話は、面白かった。

 

 

続いて、エチュード。

エチュードとは、

①音楽の練習曲、②絵画や彫刻の下絵、習作、③即興劇(Wikipediaより)

だそうで、今回は③の意味合いでした。

 

「み、みんなで即興劇するの!?」

 

と、ドキドキしていたら、各自で実施する感情解放の時間でした。

とある悲劇的な状況を設定し、その中で体験する自分の感情を抑えずに表現するというもの。

 

演劇では、目の前で起きている事件はウソの世界だけれど、体験している感情は本物なのだとか。

その感情をしっかり表現するレッスンということのようでした。(私の理解)

 

 

と、いうことで、ワタクシ、癒し系のセラピーではやる気マンマンで号泣しますので、

よ~し、今日も号泣しちゃお~。

と、ノリノリで始めました。

 

ところが、全然悲しくならない。

愛する人が目の前で亡くなるという、悲劇的な状況なのに、イメージすればするほど心が安らいでいく。

 

頭の中はジャッジでいっぱいです。

 

“これ、悲しくなるのが正解なはず。”

“ワタシ、冷たい人間なんじゃない?”

“そもそも、イメージした人(夫にしてみた)、愛していないんじゃないの??”

 

周りにいる他の参加者からは、涙にくれる嗚咽が聞こえてきて、ますます焦ります。

 

“あちゃー、私は嘘で塗り固めらた人間だから、演劇とか無理なのかも。”

とかなんとか考えているうちに、タイムアップ。

 

終了後のシェアリングでも、他の参加者がそれぞれの体験を語る中、

“ヤバイ、ここをどう取り繕おうか。”

などと考えていました。

 

しかし、自分のシェアをするときには、体験した真実を話すことにしました。

 

・とても心が安らいでいたこと。

・良かったね、と声をかけていたこと。

 

そして、愛する人の隣に添い寝をしてみたことを話していると、ようやく感情が動き、涙が溢れてきました。

 

これよ、これ。

同時に、私が、自分の気持ちに正直であれたことへの安心感もやってきました。

 

講師の先生は、「すべてが本当のことなので、間違いはない」と、言ってくれました。

「愛する人の死をイメージして、悲しさや不安感ばかりではなく、愛し、愛されてきたことに心が安らぐこともある」、とも。

 

ちょっとチャレンジが必要だったけど、ここまでは、なんとかカリキュラム終了。

いよいよ、台本読みに入ります。

 

初めての『ガラスの仮面』体験

感情を表現したところで、いよいよ台本読み。

台本を読むなんて、小学生の学芸会以来です。

 

中学1年、高校1年の文化祭で、クラスで演劇をしましたが、どちらも私の役割は小道具係

舞台に立ったことはありません。

 

ホンの3分程度の台本ですが、親友の二人がちょっとした諍いをするという設定です。

 

 

真夜中二時。

池のほとり。

他には誰もいません。

 

さぁ、スタート!!

 

と、合図されます。

 

ああ、まるで、『ガラスの仮面』の一場面みたい。

 

 

私は、『親友を連れてきて、池の上のナゾの存在を見ている』という設定。

一度、テキトーにやった後、「ナゾの存在と親友と、両方に意識を向けてみて。」と、アドバイスされた。

 

TAKE2をやった後、「ナゾの存在への意識は十分だった。親友への意識の向け方がもう一歩あるといいね。」と、言われた。

時間の関係で、一組2回だけのトライ。

 

なるほど~。

 

使う意識を変えると、体験する感情も少し変わる。

それが、他者にも伝わるのだ。

 

私の場合は、ナゾの存在に意識を向けすぎて、親友のことを置き去りにしていた。

それがきちんと表出されていたんだ。

 

他の組の演技を見ていても、その違いは感じられた。

 

なんだ!?

この深さは。

 

私は人間と情を交換するのが苦手です。

それが、しっかり表出されてしまった。

 

恐ろしや・・・。

 

今回の一日ワークショップは、これでおしまい。

もっと試してみたい気持ちと、私には出来そうにないという気持ちと、両方でした。

 

さ、このあとどうしましょうね。

 

番外編~嬉しい報告をいただきました。

2017年4月10日、とても嬉しい報告をいただきました。

今年の1月に書いた上記の記事に興味を持って同じワークショップに参加したら、

「とても楽しかった~。」

という報告でした。

 

演劇なんて、私にとっても遠い向こうの世界でした。

 

だから、演劇WSもなかなか申込みボタンを押すことができず、38℃の高熱を出したりしていました。

 

 

だけど、この世にいるうちにやれることはやってみたい。

そして、勇気を出して踏み出してみたら、私の書いた記事が誰かの背中を押していた・・・。

 

ああ、私はここにいていいんですね。

ここで、感じたことを書き綴っていていいんですね。

 

またまた胸がいっぱいになってしまいました。

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事