自分の手でつかみに行く~書籍出版ボツり体験記

①「出版してみたい」思いとの出会い《2017.6.27》

さて、ようやくブログに復活です。

この間、何があったかというと、簡単に言うと、

 

「出版してみたい。」

 

という、新たに発掘されてしまった自分の願いと、対話をしていました。

まさに、「発掘された」という表現がぴったりなのです。

 

 

ある日突然受け取った、とある出版社からの「出版しませんか?」というメール。

結局、費用の面で実現が難しく、お断りの連絡を入れたのですが、

 

「出版したいかも。」

 

という気持ちを無視できなくなってしまいました。

 

 

いろいろ調べると、『出版企画書の書き方』というサイトがあるのですね。

そこで、えっちらおっちら、出版企画書を書いておりました。

昨日、ついに出来上がり、とある出版社にメールで送信。

 

おお~。

なんだか、すっきり。

 

この先どうなるかわかりませんが、一つ、エネルギーが流れ出た感じがします。

これは、その昔、二次小説を書いていた時の感覚と似ています。

 

ひとつひとつ、やりたいことを形にしていく。

こういうのも、自分を大切にすることだと感じます。

 

「自分を大切にすること」について、これからしばらく考察していこうかな~。

 

②自分の手でつかみに行く《2017.7.8》

その後、出版企画書を提出した出版社からお返事があり、後日、お話させていただくことになりました。

意外と、やってみるものですね。

 

企画書を送る前は、

「ずうずうしいヤツだと思われたらどうしよう。」

などと考えて、うじうじしていました。

 

 

そんな時、ふと、植物だったら、どんな気持ちだろう・・・と、想像してみました。

欲しい光へ向けて枝を伸ばし、水の在りかに向かって根を伸ばす。

ただ、自分の願いのままに、スッと手を伸ばすように。

 

 

企画書送る直前、私はもう一度自分の願いにつながりました。

そうしたら、、スッと、送信ボタンを押せたのです。

 

これは、自分の手でつかみに行くというメッセージだと感じています。

 

 

思えばここ数年、自らつかみに行くことをしていませんでした。

森林療法も、ハーブの講座も、紹介していただいたお仕事ばかり。

森林療法案内/講演実績

メディカルハーブ講師実績

 

どちらかと言うと、ここ数年は断捨離することの方が多かったように思います。

赤坂溜池クリニック卒業宣言

NPO法人日本森林療法協会卒業宣言

 

自分から手を伸ばしてつかみに行ったのは、2003年のグリーンフラスコ研究生以来ではないだろうか。

森林療法へのいざない

 

ブログをせっせと書いていると、『そのうち、出版の話も来たりしてね。』などと言われることもありました。

調子に乗った私は、いつかきっと白馬に乗った王子様が

 

「出版しませんか?」

 

とやってくるのを待っていたのかもしれません。

 

 

思えば、20代の頃は、もう少し貪欲に手を伸ばしていた。

自然ガイドになりたかった私は、日本野鳥の会のレンジャーに応募し、キープ協会実習生に応募し、東京農業大学造園学科の社会人入試を受験。

自然遊びが職業になるなんて。

 

結局自然ガイドとして就職はできなかったけど、あの頃に行動していたことは、今につながっている。

今回の一連の物語は、面倒くさがりのワタシが、

 

「えいやっ!!」

と、出版企画書を書き、

 

「えいやっ!!」

と、企画書を送ってしまうことに意味があったのだろうと思う。

 

この続き、どうなるのでしょうね。

お楽しみです。

 

③そしてボツる。が、ご縁はつながって世界ができている。《2018.8.18》

突然ですが、書籍出版のお話、消えました。

ここまで応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

↑東武動物公園のライオンさん。肉球がカワイイ。

 

8月に入ってから、あくせくと原稿を書いておりました。

ひとつの章を書きあげて出版社に提出しましたら、

 

「この内容では書籍化はできません。」

 

と、はっきりと言われまして、THE END。

 

とても残念だったのですが、お友達とチャットをしていたら、

「あなたの個性が社会に還元されること、あなたの気持ちが世の中に届くことを応援している。」

と言われ、パソコンの前で涙してしまいました。

 

 

ひとつの出版社に断られても、ひとりの編集者の心に届かなくても、別の場所には、心を寄せてくれる人がいる。

ちょっと悲しい気持ちだったのに、今は、とっても温かい気持ちになっています。

 

こういうご縁がつながって世界ができている。

世界はやっぱりやさしいところなのかもしれません。

 

 

【エピローグ】今、つかんでいること《2024.1.18》

今、2024年1月。

2022年8月に「えいやっ」と履歴書を出したのが、今の職場。

 

精神科デイ・ケアの算定基準に薬剤師の配置要件はなく、必要のない存在。

だけど、公認心理師資格を片手に「えいやっ」と応募。

 

とてもステキな仕事をつかんでおります。

 

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事