小澤千世子先生のアントロポゾフィー的植物観察会~カモミールは思考に希望を与える
昨日は、小澤千世子先生のアントロポゾフィー的植物観察会でした。
アントロポゾフィー医学とは、簡単に言うとシュタイナーの人智学を基盤とした医学です。
で、今回のテーマは水星とカモミール。
アントロポゾフィー的観察では、植物の性質を地・水・風・火の要素から見ていきます。
↓先生宅のお庭のジャーマンカモミール
ふにゃふにゃと生えていますね。
葉にも深い切れ込みが入り、ふにゃふにゃです。
根っこは小さく浅く、「地」の要素の少なさ、そして「風」の要素を多く感じます。
さらに、ジャーマンカモミールといえば花の中の空洞です。↓
キク科の花は『頭状花序(とうじょうかじょ)』と言って、たくさんの小花が集まって一つの花を形成します。
一つ一つの小花をよく見ると、花びらをつけない『筒状花(管状花)』と花びらをつける『舌状花』の二種類があります。
カモミールの花の中心部は、たくさんの黄色い筒状花の集まりです。
ここが、花が熟すとともに膨らむのがジャーマンカモミールの大きな特徴です。
縦長に大きくなる空洞は「風」、アルトラル体の要素。
アントロポゾフィー的には人間のカラダは水の中に空気の層を持っていて、そこで思考するそうです。
カモミールの特徴からは、なんとなく、思考に及ぼすスピリットを感じます。
この日は、黄色い筒状花をモグモグと食べて感じたことを絵にしました。
すると、青いスーッとしたエネルギーが広がってその後にぐっと核のようなものを感じました。
カモミールのリラックス作用は、思考や感情を抑制する感じではなく、不必要なものを取り除いて、その後に残る本質を感じられるからではないかと思いました。
その感覚はまさに、「思考に希望を与える」感じ。(注:この言葉は他の受講生さんの言葉です)
見た目はふにゃふにゃしているカモミールだけれど、その中にこんなにもしっかりしたものを持っている。
一つ一つの植物を科学的だけでなく、感覚的に観察するアントロポゾフィー的な観察。
今回も楽しかったです。
水星の話は、また後日。
↓同じように膨らんで見えるドクダミも観察してみた。中に空洞はないのだ。
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《読書記録》
⇒畏敬の気持ちと超感覚的世界
⇒内面の輝きと沈潜
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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