「幸せになる力のヒミツ」を語る上で欠かせないのが、トランスパーソナル心理学。(⇒wikipedia「トランスパーソナル心理学」)

なぜなら、ヒトとして究極の願いを問うなら、それは、個を超えたつながりだと思うから。

「トランスパーソナル」との出会い

初めて「トランスパーソナル」という言葉に出会ったのは、赤坂溜池クリニック降矢英成先生のこちらの報告でした。


「インテグラル(統合)理論・実践編~ボディ編、スピリット編」報告

トランスパーソナル心理学の論客だったウィルバーがインテグラル理論を提唱した経緯について、このように書いてありました。

「パーソナル(個)」をある程度作った人がさらにその先(上)のスピリチュアルとか悟りの境地へ向かうためのものはずが、パーソナルにも取り組んでいない「プレパーソナル(前個)」段階の人がパーソナルを作るプロセスをワープしてくる場所になっていることに気づき、トランスパーソナルの前に、「統合された個」をつくるための「インテグラル(統合)理論」の必要性を痛感したためです。

(「インテグラル(統合)理論・実践編~ボディ編、スピリット編」報告より抜粋:太字は筆者)

 

2015年5月、まだインテグラル理論ケン・ウィルバーも名前しか知らなかったころでした。

「プレ」と「トランス」の混同

それは、「他者を大切にすると自分が大切にできない。」、逆に「自分を大切にすると他者が大切にできない。」という板挟み状態だった私にとって、第三の道を照らしてくれました。

「パーソナルを超えてのトランスパーソナル」

この言葉に、自分を大切にしながら、他者ともつながっていく可能性、そして希望を感じました。

 

しかし、これも、原因論から目的論へ並みののコペルニクス的な思考の転回が必要です。

 

2011年、森林セルフケアを自然ガイドの方に紹介したところ、「セルフケアよりも絆(きずな)の方が大切だと思います。」と、感想を書かれたことがありました。

昨年、『植物に学ぶ自分を大切にする生き方』という書籍出版がボツになったのも、「他者とのつながり」をきちんと書けなかったからです。

書籍出版ボツり体験記

まだまだ自分で表現していくのは難しいです。

《関連記事》

 

 

トランスパーソナル心理学の定義

今回、図書館で見つけたトランスパーソナル学会会長の諸富祥彦先生の本に、トランスパーソナルの定義がシンプルに書かれていました。

トランスパーソナル心理学は、つながり偏重の全体主義にも、バラバラ思考の個人主義にも陥ることのない第三の道、すなわち個が生きるつながりを志向する心理学である。

より抜粋(太字は筆者)

そうなのよ。

「個が生きるつながり」なのよ。

全体主義でも個人主義でもない第三の道

 

他にも、

トランスパーソナル心理学=現代心理学スピリチュアリティ

トランスパーソナル心理学=東洋思想×西洋心理学(←こちらはカケルなのですね。(筆者))

など、たくさん定義が紹介されています。

 

この本は、講談社現代新書なので、薄くて読みやすいです。

1999年初版、今から20年前の本ですが、ざっくりとトランスパーソナル心理学を理解するのには、ちょうど良い本でした。興味のある方はぜひ。

 

以下、私の読書メモです。出典は上記の本から。

トランスパーソナル心理学への流れ

◆第一の流れ
行動主義的心理学(現代心理学の主流)

◆第二の流れ
深層心理学(フロイト、ユングら)

◆第三の流れ
人間性心理学
(ある程度心の健康を保っている人が、さらなる心の成長を目指して自己探求、自己成長を成し遂げていくための心理学。自己実現を目指す。)

主な心理学者
アブラハム・マズロー(欲求の階層論)
カール・ロジャース(クライエント中心療法)
ユージン・ジェンドリン(フォーカシング)
フリッツ・パールズ(ゲシュタルト療法)

◆第四の流れ
トランスパーソナル心理学(人間が成長を極限まで追求するとどうなるのか、自己実現原理を超えた心理学。超正常な意識、変性意識状態が持つ人間成長上の意義を研究課題とする心理学。普通の人が個を超えて働いている力をどう生かし、心を豊かにしていくか。)

第四の心理学、それはトランスパーソナル心理学で、超人間的な心理学。人間性やアイデンティティや自己実現などを超えていく心理学。人間の欲求や関心よりもむしろ宇宙そのものを中心におく心理学。(『存在の心理学に向けて』マズロー,1969)

主な研究者
ケン・ウィルバー(壮大な思想家)(←原著どおり)
スタニスラフ・グロフ(ホロトロピックブレスワーク)
アーノルド・ミンデル(プロセス指向心理学)
ジェイムズ・ヒルマン、トーマス・ムーア(魂の声を聞く)

プロセスワークのミンデルさん、ここに分類されているんですね。

 

プロセスワークの位置づけも書いてあって、わかりやすかったです。

気になる方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

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