癒しって「主体的な私」を生きることかも。~ケン・ウィルバーの発達過程から考察
先週のことですが、二子渉x甲田烈 コーチングと意識の発達理論トークイベントvol.2に、参加しました。
まだうまく消化できていないので、今日はメモ程度に残しておきます。
~~~
ケン・ウィルバーのインテグラル理論は前から気になっていて、今年はホリ協さんのセミナーにも行きました。
本も読みましたが、なかなか難しくて、一筋縄ではいきません。
↓
この本の著者のお一人である甲田烈さんのトークイベントがあるとの情報を見つけ、たまには勉強してみようと思い、ふらっと参加しました。
ざっくりとした感想は、
『哲学的な内容は、ちょっと苦手だなぁ。』
ははは。
しかし、それがわかっただけでも、参加した意味がある。
私はやはり、実生活に即した目の前の出来事をどうとらえるか、ということを考えるのが好きみたい。
ウィルバーの意識の発達段階は、6段階もあるので、チョー難しいです。
↓
①呪術的段階
②利己的段階
③神話的合理性段階
④合理性段階
⑤相対主義的段階
⑥統合的段階
これでは、私の頭ではついていけないので、3つに分けた考え方がわかりやすい。
①②③までが、⑴自己中心的段階
「ワタシ」という価値観で世界を理解しようとする段階。
「ワタシ」の視点が社会や世界を理解するための「ものさし」になっている。
④が⑵合理的段階
他者の思考も含めた合理的な思考ができる段階。
所属する「私たち」の文化、集団の視点や歴史を中心に世界を理解する傾向にある段階。
⑤⑥が、⑶世界中心的段階
「ワタシ」や「私たち」の視点を絶対視することなく、多種多様な視点を統合する「ポスト合理的」な思考が可能になる。
「ワタシ」や「私たち」の世界観に埋没しない主体的な「私」を生きることができるようになる。
(↑上記の本からの抜粋しながら、私なりの整理をしてみた。)
こういう考え方は、ホント、慣れですね。
“癒しとは、自分とのつながり”だと思っているのですが、「自分とのつながり」の、ひとつのものさしとして、こういう発達段階をとらえてみてもいいのかなと思ってみた。
今日はここまで。
慣れない心理学系の話を書いてしまった・・・。
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
最新の投稿
- メディカルハーブ/植物療法2024年8月13日ソフィアフィトセラピーカレッジ卒業
- 人間界/心理学2024年5月4日ナラティヴ・セラピー体験~「問題」の歴史を言語化する?
- カラダ/生理学/生化学2024年5月4日腸内細菌を感じる瞑想会の実施記録~ワタシはまるごとここに生きている。
- 森林療法/セルフケア2024年4月7日『自然セラピーの科学』(朝倉書店)から学ぶ」