「森の癒し」は、遺伝子の記憶によるやすらぎ

現在、人工化された環境の中で、私たちの体は常に緊張状態にあります。

人類は、500万年にわたる歴史の中で99.99%以上を自然環境の中で生きてきました。

太古の記憶の中にある自然界との調和を感じるとき、安らいだりほっとする感覚が、「森の癒し」なのでしょう。

千葉大学環境健康フィールド科学センター教授の宮崎良文先生は、以下の研究結果を紹介しています。↓

『スギ材、ヒバ材のチップ、タイワンヒノキ油などの自然の香り刺激により、本人は不快であると感じた群でも血圧は低下し、生体にはストレス状態が生じなかった。』

より抜粋

 

意識は「不快」と感じているのに、身体の反応にはストレス状態を生じないというのは、興味深いですね。

時々、「なぜ、森林がお勧めなのですか?という質問に、うまく答えることができません。」という質問を受けます。

無理に勧める必要はないと思っていますが、この質問へのひとつの答えは、遺伝子の記憶だと思います。

自然植物とふれあい、野外で活動を行う森林療法は、人間も自然の中のひとつの存在であることを思い出し、遺伝子に刻まれた太古の記憶が、本能で調和を思い出すのでしょう。

 

 

「森の癒し」とは、自然との同調、調和、一体感。

宮崎先生は、さらにこう述べています。↓

『快適性とは人と環境間のリズムの同調である。

~中略~

身近な自然と接することにより、自然との間に同調関係が生じ、高すぎる緊張状態が緩和され、本来のヒトとしての姿に近づき、リラックス状態がもたらされる。』

 

また、マキ・フジタヒーリングスクール校長の藤田真規先生は、以下のように述べています。

「究極の癒しとは、自然と一体となること、自分が大自然の一部だと分かること。」

より抜粋

 

「森の癒し」とは、遺伝子の記憶に導かれて自然との間でリズムが同調し、自分が自然の一部とわかること、すなわち自然との一体感、調和感なのだと思います。

 

 

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