春を告げる塩ラーメンの香り~ヒサカキ満開宣言ちう。
今日は、大磯でアントロポゾフィー的植物観察会の勉強会でした。
先生のお宅は山の上にあるので、ズンズンと坂道を登っていきます。
ズンズン、ズンズン、と登っていたら、ふと、甘くて、くさくて、ガスみたいな香りがふわ~っと漂ってきました。
見上げると、小さい花がうじゃ~と、咲いています。
↓
枝からも咲いていて、ちょっと気持ち悪いです。
↓
この木の名前は、ヒサカキ(Eurya japonica)。
モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木。
関東近辺の森ではどこにでもある低木です。
☆
この花の香りは独特で、都市ガスに似ているとか、たくあんに似ているとか言われています。
『関西のテレビ番組「探偵!ナイトスクープ
(2009年5月15日放送分)」によると、
「インスタント塩ラーメンの粉末スープのにおいに似ている」
とのこと。
☆
そんなヒサカキの香りを私が知ったのは、3年前。
それまでは、この香りを
「春だから、いろいろな花の香りが混ざっているんだろう。」
くらいに思っていました。
ひとつひとつ、自然界の友達が増えると、春の足音がくっきりと聞こえ始めます。
あなたの家の近くでも、春を告げる塩ラーメンの香りがしているかもしれませんね。
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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