春を告げる塩ラーメンの香り~ヒサカキ満開宣言ちう。

今日は、大磯でアントロポゾフィー的植物観察会の勉強会でした。

先生のお宅は山の上にあるので、ズンズンと坂道を登っていきます。

 

ズンズン、ズンズン、と登っていたら、ふと、甘くて、くさくて、ガスみたいな香りがふわ~っと漂ってきました。

 

見上げると、小さい花がうじゃ~と、咲いています。

 

枝からも咲いていて、ちょっと気持ち悪いです。

 

この木の名前は、ヒサカキ(Eurya japonica)。

モッコク科ヒサカキ属の常緑小高木。

関東近辺の森ではどこにでもある低木です。

 

 

この花の香りは独特で、都市ガスに似ているとか、たくあんに似ているとか言われています。

 

『関西のテレビ番組「探偵!ナイトスクープ

(2009年5月15日放送分)」によると、

「インスタント塩ラーメンの粉末スープのにおいに似ている」

とのこと。

(wikipedia ヒサカキより)』

 

 

そんなヒサカキの香りを私が知ったのは、3年前。

それまでは、この香りを

「春だから、いろいろな花の香りが混ざっているんだろう。」

くらいに思っていました。

 

ひとつひとつ、自然界の友達が増えると、春の足音がくっきりと聞こえ始めます。

 

あなたの家の近くでも、春を告げる塩ラーメンの香りがしているかもしれませんね。

 

プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事

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