結晶の世界 vs 動的平衡の世界~大人のための石ころの科学
昨日は、トトラボ植物の学校での、「大人のための石ころの科学」を受講してきました。
今年の1月に、早稲田大学オープンカレッジで少しだけ基礎を学んだので、ちょっと鉱物が面白くなってきていたところです。
今回の先生は、東京都市大学知識工学部自然科学科地球科学研究室 准教授の萩谷宏先生。
先生によると、
生物はミカンの表面に生えたカビみたいなもの、
人間はカビに付着するバクテリアみたいなもの。
だそうです。
早稲田大学の松原先生も
生物なんてゴミみたいなもの。
と言っていた。
おんなじだ~。さすが。
そして、昨日のキーワードは
「光学的異方性(こうがくてき いほうせい)」
何やら難しそうですが、私の理解によると、
『物質に入った光が、 直交する振動方向を持つ 二つの光に分かれること。』
参考⇒宝石と光学的異方性
鉱物だけでなく、一定方向の原子配列を持てば、材木やプラスチックなどの有機物もこの性質を持つそうです。
例外は、ダイアモンドのように”等軸晶系”と呼ばれる特定の結晶を持つ鉱物。
特殊な結晶構造なので、光学的異方性の性質を持たない。(「光学的等方性」という。)
この”光学的異方性、等方性”を意識して鉱物のスピリチュアル的性質を感じると、何か新しい理解が得られそうな気がする。
早稲田大学の講座でも感じたけど、鉱物の世界は「結晶」の世界。
生物の「共有結合」の世界とは次元が違うスピリットが存在しているんだと思う。
さらに、生物は生命活動をするために、原子配列は破壊と再生を繰り返している。
そのため、生きている生命体の物質では”光学的異方性”は観測できないとのこと。
私たちのカラダは、原子配列からできていて、そういう意味では鉱物と同じ物質。
しかし、生命の原子配列は動的平衡のために破壊と再生(新陳代謝ともいう)を繰り返さなければいけない運命なので、そこは鉱物とは違う物質。
そうか、だから「鉱物は欲望を持たない力で 形成される」んだ。
だから、鉱物は自分とつながるサポートをしてくれるのかもしれない。
ふむふむ。
とりあえず、光学的等方性と異方性に分けて、スピリチュアル系ストーンセラピーの効能・効果を比較してみたくなった。
とっても重かった灰重石(かいじゅうせき)
↓
タングステン(元素記号はW)が入っていて、比重は6.1
他の鉱石の比重は3~4が多いので、重い部類に入る。
タングステンの原子番号は74、原子量は183.84だから、重くて当然。
こういう”数字”と、持った感じとの一致感は、今、ココに生きていることを感じさせてくれます。
プロフィール
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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