メルマガ卒業
いよいよ冬本番、冬至に向かって内側へのエネルギーが高まるのを感じています。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
ここで、皆さまにお知らせです。
タイトルにも描きましたように、12月末でこのメルマガを終了します。
実は、今年の9月から復職支援(リワーク)のスタッフとして働きはじめました。
うつ病や適応障害で会社を休職した方々が、復職後にも再休職せずに働き続けられるサポートをする仕事です。
2019年から働いていたメンタルクリニックがデイケアとしてリワークを実施していたのですが、そこで欠員が出たため、私が医療事務からリワークスタッフに移動になったものです。
こう書くとあっさりしていますが、私の中では2022年後半の、激動の出来事でした。
まず昨年2021年、公認心理師の資格取得後、今年2022年からは心理支援の仕事として赤坂溜池クリニックでカウンセラーとして活動を始めました。
そして、メンタルクリニック医療事務をしながら、個人事業として森林療法、カウンセリング、セミナーなどを行っていこうと思い、メルマガや、Herbal Englishをぼちぼち再開しておりました。
そんな7月のある日、社内会議で「リワークスタッフに欠員が出て、外部募集を始めた」との報告があったのです。
医療事務でも多くの患者さんに接することができます。さらに初診時には医師診察前の聞き取り(予診)担当や、医師診察時にパソコン入力を担当する書記(クラーク)もすることもあり、薬剤師時代にはわからなかった現場の生の声を聞く機会も多くあり、それなりに楽しく仕事をしていました。
それでも、「リワークスタッフ募集中」という言葉は私を大きく揺さぶりました。
「一人ひとりの復職までのステップをサポートする。」という仕事に、チャレンジしてみたいと思ったのです。
会議の翌日、私は休みでした。
まる一日、「リワークスタッフ募集中」という言葉がぐるぐるしていました。
「やってみたい。でも、私なんかにできるだろうか。」
「そもそも、外部募集している時点で私はお呼びではないってことだよね。」
「でも、やってみたいなら、応募したいって手を挙げてもいいんじゃない?」
迷ったときは、天使カードの出番です。
「応募するくらい、悪いことではないよね。」と、尋ねて引いたカードは『YES』。
これで腹が決まりました。
次の日、私は「リワークスタッフに応募したい」と、人事部に伝えたのです。
ところが、人事部からは「経験者を募集しているから難しいかもしれない」、と伝えられました。
それでも一応「公認心理師」を追加した履歴書を再提出し、リワーク部門の主任とも面接しました。
このクリニックで働いてすでに3年目、顔見知りの主任との面接はなごやかではありましたが、「普通に」厳しい面接でもありました。
外部応募者も続々と面接に来ていました。
なんたって私が受付ですから、「この人がライバルかぁ」と思いながら案内していました。
人事に伝えてから1ヵ月以上、面接してから3週間、「ダメなら早く言ってほしいんだけど。」と思いながら過ごしていた8月下旬、人事の人からLINEが届きました。
「リワーク勤務についての方向性が出ました。」
有難いことに、未経験者の私を会社は選んでくれたのです。
しかも、本来リワークは週5日の常勤が基本ですが、私は木曜日に赤坂溜池クリニックでカウンセリングをしていたため、特例で週4日パート勤務でokとのことです。
うれしかったのですが、手放しに喜ぶことはできませんでした。
「本当は経験者を募集していた」という事実が、私の中に重くのしかかってきたのです。
9月から、私はリワークスタッフとして働きはじめました。
覚悟はしていましたが、医療事務とは全く違う、患者さんとの生々しい関わりの毎日です。
さらに、「未経験の私が来てごめんなさい。」という気持ちを持ちながらの毎日です。
そりゃ、しんどいです。
でも、先輩たちの仕事ぶりはとても素晴らしいんです。
デイケアという保険診療の枠組みの中で、「人間の成長」、ときに「魂の成長」にまで真剣に取り組んでいる姿は、新しい「みずがめ座の時代」や、「トランスパーソナル」に向かう道を感じます。
もちろん、先輩たちの辞書にはスピリチュアルの「ス」の字もありません。
「ボディ」「マインド」の次は「ソーシャル(社会的)」「ボケイショナル(職業的)」と考えます。
それでも、私はここで最後の職業人生を送ろうと決めました。
53歳、未経験。
通常ならあり得ないご縁をいただきました。
素晴らしい先輩たちのようには、なれないかもしれない。
だけど、追いかけたい。
正直に言うと、身体はSOS反応しています。
8月末から頸肩腕症候群、いわゆる五十肩で右腕が肩より上に上がりません。
整形外科でリハビリしていますが、緊張すると筋肉がガチガチになって悪化するようです。
素晴らしい先輩というものは、厳しいものですからね。
鋭い指摘に緊張の毎日ですから、まぁ、さもありなん。
途中であきらめることになるかもしれないけど、今はこの仕事に集中することにしました。
☆
ということで、赤坂溜池クリニック以外の個人活動はすべて休止することにしました。
2023年1月1日にメルマガを配信しているリザーブストックの更新を迎えるのですが、更新しないことに決めました。
よって、メルマガは12月末で終了します。
2016年から、約7年。あ、でも2019年以降はほとんど発行していませんでしたね。
それでも、メルマガを開封して読んでくださって、ありがとうございました。
ブログは、たまには更新しようと思っています。
「植物療法研究会」や「ホリスティック薬学」も続けていく予定です。
お知らせはfacebookで行うことになると思います。
皆さま、良い年末をお過ごしください。
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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