「自律神経」を律しているのは自分?でなくて「大いなるもの」。

自律神経とは

皆さん、一度は聞いたことがあるでしょう、「自律神経」という言葉。

では、「自律神経ってなぁに?」と問われたとき、自信をもって答えられる人はどのくらいいるでしょう?

 

一般的な答えは

「頑張るときに働く交感神経と、リラックスするときに働く副交感神経がバランスを保って働く神経」

というところでしょうか。

 

ここでは、少し違う視点から考察していきましょう。

 

自律神経は自治神経

自律神経の英語『autonomic nerves』の『autonomic』には、「自治」という意味もあるそうです。

自治権 autonomy  斎藤和英大辞典

自治共和国 an autonomous republic  研究社 新英和中辞典

自治をしている神経が、自律神経『autonomic nerves』ってことですね。

 

では、何に対しての自治なのか。

政府はどこ?

 

そうです。政府はワタシ。ワタシという意識を持つ自我が、政府。

政府が関わらない自治権で支配している神経が、自律神経なんですね。

だから、ワタシ(政府)の思い通りにはならない。

 

血圧が高くてもワタシ(政府)は下げることができない。

逆に低くて起き上がれなくても、ワタシ(政府)は血圧を上げることはできない。

便秘のときも、ワタシ(政府)は便を出すことができない。

 

でも、自律神経はこのカラダ(国)が機能するように、働いている。

昼も夜も、ワタシ(政府)が寝ているときも、働いている。

 

立ち上がれば、脳の血液が地球の重力に引かれて不足しないように、瞬時に血圧を調整する。

食事をすれば、唾液を出し、胃液を出し、消化管運動を促進して消化に勤しむ。

 

血糖もホルモンも、大幅に変動しないように常に調節している。

これがいわゆる恒常性の維持、ホメオスタシス

 

自律神経は、ワタシ(政府)が思いもよらないところで、いつもきちんと仕事をしている。

 

自律神経を動かしているのは誰だ?

では、誰が自治をしているのか。

誰が心臓を動かし、血圧を調整し、ホルモンを調整し、消化し、代謝し、エネルギーを作り出してこのカラダ(国)を存在させているのか。

 

自律神経の『自』って、だれ?

 

自分=ワタシ(政府)ではなさそうだ。

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脳下垂体? 視床下部?

それらは司令塔ではあるけれど、その司令塔を働かせているものはなんだ?

その答えは、いのち、生命体のスピリット、宇宙を生み出した「大いなるもの」だと思っている。

 

「大いなるもの」がワタシ(政府)とは別の次元(自治)でカラダ(国)を動かしている。

 

私の鼓動は宇宙の鼓動

私の呼吸は宇宙の呼吸

 

私のカラダは、「大いなるもの」の叡智に満ちている。

サイモントン療法の瞑想では、こんな言葉を使っていました。

身体はいつも、いい仕事をしています。

 

 

 

たとえ、ワタシが不快に感じることが起きていたとしても、そこにも叡智が働いている。

宇宙ではいつも最善が起きているのだから。

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事