【セミナー報告】真夏の植物瞑想会「ヤツデに圧倒され、シャドーが浮き上がる」

2017年7月20日、昨日は『超感覚的世界の秘密を探究する植物瞑想会』でした。

ちょうど、関東地方は梅雨明け宣言直後。

 

真夏の真っ昼間に屋外で過ごすという狂気の企画でしたが、森の中は意外にも涼しい風が吹き、心地よい異次元空間を体験できました。

 

場所は生田緑地。

神奈川県川崎市、向ヶ丘遊園駅から徒歩10分で入口に到着します。

 

 

今回のテーマは、シュタイナーの著書にある、

「植物の発生、生長、繁栄する相」「衰微、凋落、死滅する相」に注意力を集中すると、「魂界が、次第にはっきりと 姿を現してくる。」

とことが本当なのかどうか、試してみようという企画です。

 

なので、自然観察は必要最低限にして、各自で植物と向き合う時間を30分×3回実施したのでした。

 

①「ヤツデのたくましさに圧倒される」

第一回目の瞑想に私が選んだのは、背丈より大きなヤツデさん。

 

↑寝転がって、見た景色

 

空高くそびえる高木の下で、こびへつらうことなく堂々と生きているヤツデさんを見ていたら、

 

“不遜(ふそん)”

『へりくだる気持ちがないこと。思いあがっていること。また、そのさま。』(goo辞書より)

という言葉が浮かんできました。

 

多くの光を取り入れようと、必死に高く枝を伸ばして、森を覆い尽くす高木たちを、

 

“フフン”

 

と、鼻で笑っているみたいに感じたのです。

 

実際は、ヤツデはただそこで生きているだけなのですが、葉に映る木漏れ日がとてもきれいで、そのたくましさに圧倒されました。

 

魂界を感じるにはほど遠いけど、その力強く生きる姿、ヤツデさん、

なんか、いい感じです。

 

 

②「ニイニイゼミの羽化に出会う」

瞑想の二回目は、公園を見下ろす景色に魅かれました。

 

階段の上、下の方に休憩所を望む景色。

本当は、もっともっと、上からの景色が見たかったけど、ここが限界でした。

 

瞑想を終えて集合すると、別の参加者の方が、羽化真っ最中のニイニイゼミを見つけていました。

 

アブラゼミの羽化は見たことがありますが、ニイニイゼミは初めてです。

殻から抜け出ると、羽を徐々に開いていきます。

 

なんだか、ハエみたい・・・。

 

この状態で、50cmほど木を登ったところで、突然、セミらしくおなりになりました。

 

セミの羽化は早朝か夕暮れがテッパンだと思っていましたが、まだ午後3時半です。

こんなに日が明るいうちに羽化する個体もいるんですね。

 

ニイニイゼミは、4~5年土の中にいて、地上に出てくるそうです。

地上の景色は、君にはどう見えているんだろう。

 

明るい地上に出て、誰に教わることもなく、木に登り、脱皮をし、羽ばたいていく。

そして、子孫を残して、消えていくんだね。

 

「地上」そして羽化」

 

羽ばたいたら、さっきよりも、もっともっと見下ろす景色が見えるのかな。

とっても素敵な森からのプレゼントでした。

 

③脳ミソが流れ出ていく

第三回目は、木々を見上げる森の中を選びました。

 

日常のあれやらこれやらが脳ミソの奥から流れ出ていく感じ。

以前に新宿御苑で実施したときもそうでしたが、三回目ともなると、思考のおしゃべりが停止して、その向こうへ行ってしまう感じがします。

 

ちょっと違う世界に行ってきた感覚になった三回目でした。

 

ところが、ただ、いい感じになっただけではない、後日談がありました。

番外編「傷ついた(と感じていた)自分との再会~真夏の森のマジック」

昨日の植物瞑想会、真夏の森のパワーは、タダモノではなかった。

昔の私がうごめきだし、叫びだしてしまっております。

 

 

その昔、

傷ついた、(と感じていた)私。

無視された、(と感じていた)私。

ないがしろにされた、(と感じていた)私。

軽くみられた、(と感じていた)私。

バカにされた、(と感じていた)私。

なめられた、(と感じていた)私。

 

そんな私が、叫んでいる。

 

こんな小さな箱に私を押し込めて、飛び立たせなくさせたのは、

誰?!

 

誰のせいで、こうなった?!

恨んでも、恨んでも、恨み切れない。

 

前に進もうと思っても、ブログを書こうと思っても、動かなくさせていたもの。

その正体が、ようやく現れ始めました。

 

生き物の気配あふれる真夏の森。

 

 

たとえ、川崎市内の都市公園でも、半日、そこにたたずんでいれば、ココロが揺さぶられる。

まさに、私の“シャドー”との出会い。

 

ようこそ、私の世界へ。

ようやくあなたに出会えましたね。

今まで、あなたのこと、置いてきぼりにしていてごめんね。

あなたのやるせなさ、あなたの悔しさ、ようやく聞くことができるんですね。

 

ありがとう、出てきてくれて。

さぁ、私とあなたのダンスが始まりますよ~。

 

 

おわり☆

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事