抗生物質は微生物のコミュケーション手段かもしれない?
今週木曜日は、
お題は
『微生物が生み出す医薬品』。
ぶっちゃけ、ほぼ
抗生物質のお話です。
『なぜ、ハーブのスクールで
抗生物質を学ぶのか?』
という命題はJAMHAさんにお任せして、
私は粛々と
抗生物質の世界に思いを馳せて、
準備をしています。
☆
2015年1月、
NHKのサイエンスゼロという番組で
放線菌が特集されたことがありました。
放線菌は、
抗生物質をたくさん作る
細菌さんたちです。
この番組で、
“抗生物質は微生物間の
コミュニケーション手段かもしれない。”
という話を聞いて、
ずっと気になっていました。
良い機会なのでググってみたら、
2009年、Sceiceという科学雑誌に
論文が掲載されていました。
『Antibiotics in Nature: Beyond Biological Warfare』
⇒Science 26 Jun 2009:Vol. 324, Issue 5935, pp. 1637-1639
ネットではSummary(要約)しか
読めないのですが、
私の脳ミソでさらに要約してみました。
『過去15年の研究で、
微生物は、自然界の中では
コミュニケーションや
彼ら自身の代謝に
抗生物質を使っていることを
確信した。』
(私の適当な訳ですので、
重大な間違いがあったら
指摘してただけると嬉しいです。)
☆
抗生物質は、
西洋医学の世界では
奇跡のクスリ。
代替医療の世界では
悪魔のクスリ。
微生物の世界では、
ただのコミュニケーション手段
かもしれない。
フラボノイドや精油だって
植物のコミュニケーション手段と
なるのだから、
微生物の世界で抗生物質が
コミニュケーション手段であっても
おかしくないですよね。
国会図書館から、
原著を取り寄せてみて、
読んでみようかな。
(いや、それより先に
ハーブスクールの準備が・・・。)
~~~
7/12~のハーバルプラクティショナーコースは、
私がすべて担当しま~す。
⇒ニールズヤードレメデイーズ ハーバルプラクティショナーコース
細菌の世界に
思いを巡らせてみたい方は、
こちらもどうぞ。
↓ブログランキングに参加しています。下記のバナーをクリックすると応援の点数が入る仕組みですので、クリックしていただけると嬉しいです。
☆個人セッションのお申込み受付中
☆下記イベントのお申込み受付中
森で癒されたいひとへ
その他
⇒Herbal English!~メディカルカハーブで英語学習~
☆メルマガ このブログの更新情報をお届けします。
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師・森林インストラクター・メディカルハーブプラクティショナー・ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー・日本森林療法協会元理事
最新の投稿
メディカルハーブ/植物療法2020.12.27【告知】ホリ協植物療法研究会「バッチレメディの植物生態学からの検討」2021.2.23
森林療法/セルフケア2020.12.23【告知】森林療法協会レベルアップセミナー「心理療法としての森林療法」2021.1.24(日)
人間界2020.12.17「アセンション」とは
森林療法/セルフケア2020.12.13森林療法のエビデンス「免疫NK細胞」
“抗生物質は微生物のコミュケーション手段かもしれない?” に対して2件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。
SECRET: 0
PASS:
>群馬県伊勢崎市のリンパセラピーサロン Plumeriaさん
コメントありがとうございます。
私は、抗生物質は良いものでも悪いものでもなく、ただの物質だと認識しています。
良いか悪いかは、抗生物質の本質ではなく、使う時に何が起きるかによってヒトが感じる感覚。
抗生物質によって助かった多くの命があることも、抗生物質によって体調不良が起きた体験があることも、どちらも地球上で起きた事象としては、同じだと思っています。
SECRET: 0
PASS:
抗生物質はただのコミュニケーションの手段と言うことは、
悪いものではないととってもいいのですかね?
私には、難しくてわかりませんです~
紹介されていた本は、私も買ってみようと思います^^