「傷つきやすくて弱い自分を置き去りにしない。」プロセスワーク:インナーワーク2
先週末のプロセスワークのセミナー、お題は「インナーワーク」。
一人でココロの中で旅に出て、一人で腑に落ちるところまで行って帰ってくる、という感じのワークです。
瞑想にとても似ているけど、ケン・ウィルバーの言う「シャドー」への取り組みに近いものではないかと思っています。
実は最近、私が他の人を傷つけてしまった“と感じる”出来事がありました。
そして、傷つけてしまった“と感じる”ことに、自分がとても動揺していることに気がつきました。
そこで、その出来事をテーマにココロの旅に出ることにしました。
いつも使う誘導瞑想のCDを使わず、ちょうど学んだばかりのインナーワークを使ってみました。
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まずは、傷つけてしまったと感じている自分を、もっと、もっと、感じていきます。
そこにあったのは、とても弱々しくて、傷つきやすくい、水の入ったシャボン玉のような自分。
半熟ゆで卵のように、ちょっと触ったらふるふると震えて、破けてしまいそうな、とても弱い自分。
そういえば、中学生の頃の私は、いつもこんな感じだった。
誰か人の言葉に常に傷ついていた。
なんで、あんなこと言うの?
なんで、そんなことが言えるの?
なんで?
なんで?
なんで?
他の人の視線と言葉が怖くて、なるべく聞かないように教室の隅で震えていた。
ところが、最近は“力とのつながり”を希求することが多かったかもしれない。。
弱くて、傷つきやすくて、他の人が怖くて、ふるふると震えていた自分をどこかに置き忘れていたようです。
弱々しい自分をしっかり感じて目を開くと、世界はとても不安に満ちていた。
あ~、でも、これも私の一部なんだ。
不安で不安でしょうがない世界。
でも、なぜだろう。
そんな不安な世界がとても愛しいと思える。
不安な世界に生きている人々が、みんな愛しいと思える。
この、不安な世界をみんな歩いている。
傷つけてしまった“と感じている”自分も、ここに住んでいる。
弱くて無防備な自分でいることに、ちょっとまだ不安はあるけれど、このまま、この自分を感じていたいと思う。
弱くて震えているあなたも、大切な私の一部です。
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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