《エピローグ》~あの時の私を抱きしめて
2016年3月、「自然ガイドへの道~いつかきっとインタープリター物語」を書きながら、途中でいろいろなことを思い出して苦しくなり、がっつり風邪をひいてしまいました。
昔の自分について考えると、当時は何も知らずダメダメだったなぁと感じることがあります。
そして、当時の自分はダメで今の自分は良い、という罠にはまってしまう。
違う場所に行けば、
違う仕事をすれば、
違う自分になれば、
幸せを感じられると思っていた。
そんな自分に『違うよ。今の自分をそのまま愛することだよ。』と伝えたくて書いていたんだけど、実は、あのときの私を否定している今の自分に気が付いた。
『そんなんじゃダメだよ。そんなことしてても変わらないよ。』って。
だけどね、あのとき、精一杯生きた私がいたから、今がある。
あのとき中途半端にしていたら、今も見えていないものが、きっとある。
『あのときの私は、今私が持っている叡知や、新しい考え方を持っていなかっただけ。』
↑私が時々参加するジャーニーでは、こんな言葉を伝えます。
ありがとう、あのときの私。
ありがとう、思いをぶつけてくれて。
ありがとう、頑張ってくれて。
たとえそれが「頑張っても満たされない」という結果につながったとしても、頑張らなかったら、味わうことはなかったね。頑張りきったから、違う方法を探すことができたんだ。
今日は、あのときの私を抱きしめて瞑想をしよう。
そこから次に進もう。
そして、あのときの私も一緒に、次に進もう。
《2016年4月》
そして、私の旅は続くのです。
↓
プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事
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