煩悩上等! 煩悩万歳!!~インテグラル理論セミナー第3回報告
昨日は、ホリスティック医学協会主催「ケン・ウィルバーのインテグラル理論を学ぶ」の第三回、シャドー・スピリット編」でした。
今までの報告はこちら
第一回⇒インテグラル理論を学ぶ。
セミナー参加報告
第三回の講師は、相模女子大学の石川勇一先生。
先生は、ミャンマーで仏教の修行をしているそうで、「シャドー/スピリット」について仏教の視点からみるお話でした。
私は、仏教はほとんど学んだことがないので、かなり、難しかったです。
釈迦は、悟りを「苦しみが終わった状態」とし、そこにたどり着くための修行を教えているそうです。
その一つが瞑想意識(スピリット・センタードな意識)であり、精妙な意識状態の時には、煩悩が消滅し、喜びに充たされている感覚を得るそうです。
なるほど~。アルアル。
瞑想で気持ちよくなって、あれやこれやの悩みがどーでもよくなる時ってありますね。
どうやら、煩悩≒シャドーという流れでお話は進んでいる様子。↓
そして、
始めは一時的な体験であったものが、繰り返し瞑想をすることで、自分の中に構造化し、定着する。
これが、ウィルバーのいう「レベルアップ」らしい。
うん。わかる。
瞑想を続けていると、普段の自分の感覚も変容していく感じ、アルアル。
続いて、↓
このとき、レベルアップに相いれなくなったモノがシャドーとして噴出する。
とのこと。へぇ~。
そして、シャドーをどう扱うかというお話が省略されて、14個の煩悩の説明へ。↓
人間の煩悩には、主に3つ。
「貪(とん) 執着、先入観、自意識過剰などのむさぼり」
「瞋(じん) 反感、妬み、自責などの怒り」
「痴(ち) 愚かさ、盲目的、などの無知」これらがなくなると、心が動かない、清らかな心になります。
とのことで、煩悩を見つめる瞑想の説明を聞いてセミナー終わり。
ん?
あれ??
あれれれ???
シャドーわぁ~~。
出てきてしまったシャドーはどう扱うのぉ~~~???
そこ、一番聞きたかったんだけどぉ~~~!!!
☆
セミナー終了後、私のモヤモヤ大爆発。一緒に参加したお友達に吐き出しまくり。
しかし、今日改めてレジメを見ていると、『シャドーにどう向き合うか』という項目があり、いろいろ書いてありました。
うぬぬぬ。
ここ、一番聞きたかったなぁ。
煩悩上等、煩悩万歳
今現在の本音を言うと、清らかな心を目指して瞑想するのはいいのだけれど、その前に、煩悩を持っている自分も愛したい。と、思うのです。
今まで、煩悩を持っている自分をはっきり認識することで、煩悩が自分と統合されて、より、自分を好きになるという経過をたどってきた気がします。↓
清らかな心なんて、くそくらえ!!
煩悩は、なくなってもいいけど、なくならなくてもいい。
煩悩万歳。煩悩上等。
煩悩とともにある自分と一緒にいます。
大好きだよ、煩悩なワタシ!!!
煩悩のない世界といえば、コレ。
単なる原子の並びです。
↓

国立科学館の大きな水晶
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プロフィール

- 森と魂のセラピスト
- 薬剤師・森林インストラクター・メディカルハーブプラクティショナー・ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー・日本森林療法協会元理事
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