思考の向こう側へのいざない「嫉妬と愛しさと感覚と」

友人の馬場健一さんと神山和久さんとのコラボ企画「思考の向こう側へのいざない~自然界からのメッセージを聞こう」

実施してみて・・・。

いや~、すごかったんです。

私が。私の中の変化が。

 

その報告です。

はじまりは企画から 2016年1月6日

題して「思考の向こう側へのいざない~自然界からのメッセージを聞こう」

日時: 3/13(日) 10 時~ 15 時(お昼休憩有)
場所:新宿御苑
集合:新宿御苑 新宿門 10:00
定員: 10 名
参加費:6000円+入園料 200 円

自然があなたに何かをしてくれるのではありません。

あなたが、自然から何を感じ、落ち着いて沈潜(ちんせん*)したときに湧き起こるものが真であり、自然界から のメッセージなのかもしれない!

決して考えるという思考で はなく ・ ・。

今回は①季節の自然、②大地、③形という3つの側面から、
1.体験する時間
2.30分というゆっくりした時間を沈潜して、思考向こうから浮かぶ感情、想い、思考やイメージ、言葉などに耳を傾ける時間。
3.皆でシェアする時間(無理せず言葉にできないこともあります。)
を、それぞれとってみましょう。

さぁ、あなたの意識にない部分が見えたり聴こえたり感じたりするかもしれません。
それをそっと、胸の内に迎え入れてみてはいかがでしょう。

【タイムスケジュール】
・今を感じる 10:00~10:15
①-1:「季節の自然を感じる」 10:15~10:45 案内人 飯田 みゆき
春分前、まだ春浅いこの季節に息づくの植物、木々の移ろいなどを感じてみましょう。
今この瞬間にある自然を感じることは、思考の向こう側ヘ自分を導く第一歩となるでしょう。

①-2:沈潜の時間(30分) 10:45~11:15
①-3:共有の時間(15分)11:15~11:30

昼の時間(昼食、空間の共有)11:30~12:15

②-1:「大地を感じる」 12:15~12:45 案内人 馬塲 健一
裸足になって、地表に直接触れることで地球のヒーリングパワーを受け取りましょう。
自然と体の繋がりを感じることで、その先にどのような体験が待っているのでしょうか・・・

②-2:沈潜の時間(沈潜の時間(30分) 12:45~13:15
②-3:共有の時間(共有の時間(15分) 13:15~13:30

③-1:「形を感じる」 13:30~14:00 案内人 神山 和久
体と自然の形を感じて、行動、移動、保護などに変換して、自分という存在に気づいてみよう。
体や自然の形という存在に気づく、より深く思考の向こう側の自分に出会えるかもしれません 。

③-2:沈潜の時間(30分) 14:00~14:30
③-3:共有の時間(15分)14:30~14:45

・今を感じる14:45~15:00

*沈潜(ちんせん)の時間とは ?
→心を落ち着けて、深く考える中から自然と沸き上がる新たな感情や思考に気付いてく時間

服装:動ける靴、 傘か合羽 、少し動けて汚れも良い服装
持ってくるもの:昼食、飲み物、傘、裸足 になるため足ふきタオル(ウェットティシュ)、
仰向けになれるくらいのシート(タオル)、肌寒い感じであれば寒さ対策

 

「沈潜」ってなに?

この企画では、体験&沈潜を3回繰り返します。

この「沈潜(ちんせん)」という言葉、あまりなじみがないと思いますので、少しその話をしてみましょう。

 

「沈潜」は、ルドルフ・シュタイナーの「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」という本に出てきた言葉です。

 

以前の読書感想文はこちら



この本での「超感覚的世界の認識」とは、「感覚的世界を超えた、より高次の諸世界にまで拡がる認識」なのですが、具体的には「それまで世界の一部しか見ていなかったことを悟る」ことであり、オーラが見えたり、過去生が見えたりすることだけではありません。

 

そのために必要なのことの一つが、「内的生活の開発」

 

これについて、私が理解したところを整理すると、

外の世界の輝きを体験するには、自分の内面に輝きを見つけ出す必要がある。

例えば、深い豊かな感情を内に秘めた人と、感情の貧困な人とでは、同じように美しい自然に触れたときにも、別の体験内容をもつ。

内面の輝きを体験するためには、自己沈潜する時間を生活の中に確保する必要がある。

外の世界で体験した事柄を、静けさの中で思い出として響かせると、自分の認識能力を育成し、向上させることになる。

 

つまりは、外の世界を楽しく体験した後、静けさの中で魂に体験を響かせることで、豊かな内面の輝きが生まれてくる、ということ。

この、静けさの中で魂に体験を響かせることが、「沈潜」なのだ。

 

この企画では、体験&沈潜を3回繰り返し、そこで、どんな内面の輝きが生まれてくるのか、に焦点を当てます。

 

外の世界を映し出す手水鉢(ちょうずばち)

 

実施報告<第一部>季節を感じて、自分を感じる

オープニングは、カラダを感じるグラウンディング。

頭の中から、足の先まで意識を下していきます。冷たい風が吹く、今の新宿御苑をナマで感じました。

そして、第一部「季節の自然を感じる」。私が案内人です。

2月に下見をしたときと比べて、ハクモクレンが咲き、キブシが咲き、アジサイが芽ぶき、春は着実に進んでいました。

 

沈潜の時間①「世界は嫉妬に満ち満ちている」

今の自然を感じたら、次は30分の沈潜の時間です。

私は、まだ芽吹いていない木々が取り囲む中に座りました。

ややおどろおどろしい容貌で私の周りを取り囲む木々を見上げていると、とある感情がやってきました。

最近感じた、嫉妬、妬みの気持ちを思い出したのです。

 

ぐぇ~、今、ここで?

 

と、思いましたが、その感情にエネルギーを入れずにただ、一緒にいます。横になって、ただ、木々を見上げていました。

しばらくすると、なんだか変化が訪れたようなので、起き上がってみました。すると、周りの木々がみんな嫉妬にまみれているように感じたのです。

 

「本当はあそこに枝を伸ばしたかったのに・・・。」

「本当は私の方が光を得られるはずなのに・・・。」

「本当は私の子孫がそこに育つはずなのに・・・。」

 

そう、私の周りの世界はすべて、嫉妬に満ち満ちていたのです。不思議なことに、それは嫌な感じではありませんでした。

世界が嫉妬に満ち満ちているのなら、私が嫉妬にまみれていてもいいじゃないか、そんな感じでした。

嫉妬に満ちあふれた世界を感じたところで、1回目の沈潜は終了。

 

実施報告<第二部>大地を感じて自分を感じる。

第二部「大地を感じる」の案内人は馬場 健一さん。

裸足になって歩き、足の裏の感覚に集中します。

内股で歩いたり、ガニ股で歩いたり、温度を感じながら歩いたり、凹凸を感じながら歩いたり。

 

その都度、自分の感覚を言葉にしていきます。最初は無防備に感じた裸足も徐々に慣れてきて、カラダの感覚に敏感になっていきました。

そして、再び30分の沈潜に入ります。

 

沈潜の時間②「嫉妬に満ちた世界は愛しい」

この時は、地面に寝っころがりたい~っと思ったので、ほど良い木陰を選んで、横になりました。

裸足で歩いた足から、大地の記憶を感じます。何度も感覚を言葉にしたので、ぐんと疲れていることも感じます。身体を地面に預けて、ただ、ただ、カラダを感じました。

寒さに目を開けると、常緑の緑が目に入りました。先ほどとは違い、温かく、包みこむような緑です。

 

 

寒い屋外であるにも拘わらず、夜、ベッドで眠る前のような感覚に襲われました。

そんな感じで30分が経ち、立ち上がって歩きだしました。

 

ふと周りの景色を見ると、先ほどの嫉妬に満ち満ちた世界を思い出します。さらに、何故だかその世界がとっても愛しいものに思えてきて、笑いたくなってしまいました。

なんだよ、嫉妬に満ち満ちた世界、めちゃくちゃ愛しいぢゃないか。

ひたすらカラダを感じていたら、なんだか良くわからない楽しい世界に入ってしまった2回目の沈潜でした。

そして、昼食をはさんで、第三部に続きます。

 

実施報告<第三部>形を感じて自分を感じる

第三部「形を感じる」の案内人は 神山 和久さん。

空や、樹木の幹をイメージしながら歩き回ったり、大きな3本の樹木に自分から意識を送るときと、樹木に支えられているイメージをしたときの体幹の違いを感じたりします。

平らな大地との交流から、再び形ある樹木との交流に戻ります。

そして、最後の沈潜の時間。

 

沈潜の時間③「緊張感の中でリラックスする。」

私は、樹木に登りたいと感じました。

1mほどの高さで横に枝を伸ばしている樹木に這い上がり、枝が二股に分かれている場所で、寝ころびました。

 

枝の上の私の足

 

ちょっと油断すれば、落ちる場所です。が、ほどよい疲れに身を任せて目を閉じます。

カラダの下には、枝の凹凸をはっきりと感じます。

 

近くでは、ドングリを拾っている親子の声。

道を通り過ぎる外国人の話し声。

公園管理の方も、のんびり歩いています。

 

自分が不思議に見られているだろうことにも、しっかりと意識が向いています。

が、誰も私に声をかけることもなく、まるで、存在しないかのように通り過ぎていくのでした。

 

そして時間になり、枝から降りました。

身体に残る、固い枝の感触。

 

緊張感の中でリラックスしていた不思議な時間の思い出。

集合場所に向かう私には、ただ、感覚があるだけでした。

 

最後のシェアの時間。本当に言葉がでてきませんでした。

嫉妬ガ~、とか、愛ガ~、とか、そういうのも、どこかに行ってしまいました。

 

枝の上という緊張感の中で、枝にカラダを預け、リラックスした記憶。

本当に、それだけしかなかったのです。

 

森林療法とか、森林セラピーとか、森林セルフケアとか、いろいろな言い方はありますが、植物と一緒に一日を過ごす中で、こんなに、体感として自分の変化を感じたことはありませんでした。

このイベントに「思考の向こう側へのいざない」と、命名したのは間違いではなかった。

 

自然界からのメッセージが聞けたかどうかは怪しいですが、思考の向こう側に行ったという感覚はあります。

「思考の向こう側ってどこ?」、とか聞かないでくださいね。どこに行ったか分からなかったんですから。

でも、めちゃくちゃ楽しかったことは事実。

 

そんじょそこらの○○セラピーより、イける気がする。

え? 気のせい?

でも、まぁ、いいじゃないね~。

楽しかったんだから!!

プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事

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