植物療法は「心地よさ」のセンサーを鍛える

今日は、ソフィアフィトセラピーカレッジ10周年記念イベント

~輝いて生きる知恵~田口ランディ×稲葉俊郎 『カラダの声に耳を澄ませて』

に出席してきました。

 

昨日に引き続き、テーマは「カラダ」です。

私が印象に残ったところをダイジェストでご紹介しましょう。

 

まずは、学校長の池田明子先生。

「植物療法は、植物の恵みを受け取るセラピーではなく、植物を使って自分自身の心地よさを感じる『力』『スキル』をつけるセラピー。

即ち、植物の恵みを受け取ることができるようになるセラピー。

主役は自然治癒力であり、植物は脇役。」

 

おお~。

植物療法の先生なのに、「植物は脇役である。」とはっきり言えるところが
池田先生のすばらしさ。

私はこのスクールの研究科で「植物の知恵」と「カラダの知恵」の講師をしています。
http://www.sophia-college.jp/course_therapist/index.html#02

今年も4月からコースが始まりますが、自信をもって、
主役のカラダと脇役の植物について語りましょう。

※一般の方も、一定以上のハーブの知識があれば受講できますので、
ご興味のある方は、お問い合わせくださいね。

 

次に、稲葉俊郎先生(東京大学医学部付属病院医師 循環器内科 助教 医学博士)。
「~いのちの歴史と進化~芸能と医学と植物と」

「身体には「植物性臓器」「動物性臓器」がある。

①植物性臓器・・・栄養(食)+生殖(性)
呼吸器、消化器、循環器、泌尿器。
天地のリズムと一体化している生命の力。

②動物性臓器・・・食と性を求めて動き回るための臓器
感覚系、神経系、運動系。
餌や性という狭い目線に振り回される、反自然的な性質。
悩みにつながる。

植物性臓器に意識を向けることで、心と身体の状態を調整できる。」

 

植物性臓器は、自律神経で調整している臓器ですね。

これらの声に耳を傾けることは、自分との調和につながりそうです。

思い付きで企画した「ミトコンドリアを感じる瞑想会」は、
もしかしたら、いつも無意識下にある自分のカラダを感じるきっかけになるかもしれません。


ミトコンドリアを感じる瞑想会4/5
⇒ http://www.reservestock.jp/events/104863/

 

最後に、作家の田口ランディ先生からは、
「いのちのエール~植物からのエールを日常に~」

「稲葉先生のいう植物性臓器とのつながりを取り戻すためには、今、この時の「心地よさ」を大切にすること。

「心地よさ」のセンサーを鍛えて、自分が感じる「心地よさ」を全て受け取れるようになると、自己受容につながる。」

 

池田先生の「心地よさ」と稲葉先生の「植物性臓器」

これらの統合の先にあるのは、「自己受容」

3人の先生方の講演がすべてつながっていて、とっても素敵な講演会でした。

 

↓原子配列がそのまま外見にまで現れる鉱物。自己受容しています。

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プロフィール

飯田 みゆき
飯田 みゆき森と魂のセラピスト
薬剤師/公認心理師/産業カウンセラー/プロセスワークプラクティショナー/森林インストラクター/森林セルフケアコーディネーター/メディカルハーブプラクティショナー/ドルフィンスターテンプル認定ヒーラー/日本森林療法協会元理事